親子留学や長期滞在を目的にマレーシアに渡航される場合、住まいや学校のことで不動産エージェントや留学エージェントにコンタクトされる方も多いのではないか?
エージェントとは後々揉めることもあり得るので、手続きの流れや注意事項をご案内したいと思う。
<マレーシアでの住居探し>
・iProperty やPropertyGuruの不動産サイトを利用するのが一般的だ。
住みたいエリアは予め確認・検討しておく方が良い。日本人が渡航後初めて住むエリアは限られていると思う。(個人的にはクアラルンプールで唯一無二の住環境を提供するデサパーク や通学バスが多く巡回するモントキアラはおススメだ。)
また家具付きと家具無しの物件が有るので、注意が必要。
・不動産サイトを見て気に入った物件が有ったら、物件と一緒に記載されている担当エージェントに内覧希望の連絡を入れる。
連絡手段はWhatsAppだ。アプリをダウンロードしておきましょう。
・連絡後、物件有無の返信がエージェントからある。
サイト上に掲載されていても、実際には契約済みで入居できない物件も多数ある。その場合、エージェントは同じコンド内または近隣の他物件を複数紹介してくるケースが多い。周辺環境の確認等にも都合が良いので、応じてみるのも良いだろう。
・物件が空いていれば内覧となる。
日時・待ち合わせ場所を決め訪問する。
待ち合わせ場所は物件前が通常で、敷地内には入れない。早く着きすぎると暑い中で待ち続けることになるので、約束時間に多少遅れて到着しても問題無い。エージェントも普通に遅刻してくる。
上記の連絡・内覧を繰り返し契約となる。
英語が苦手な方はスマホのSiri を使った翻訳を利用するのがおススメだ。発した日本語が正しく表示されていれば、相手に伝わる内容に翻訳されている。私は交渉の場ではいつも利用している。超重宝している。
英語が苦手な日本人が多いことは知られているので、恥ずかしがる必要は全くない。
<契約手続き>
契約は仮契約と本契約の2回に分かれる。
・仮契約
Letter of offer にサインすると共に、1ヶ月分の家賃を指定口座に振込むことで物件を押さえられる。
この振込み金額は、入居日からの家賃1ヶ月分に充当される。
・本契約
入居日、契約期間等諸条件が記載されたTenancy Agreement にサインすると共に、2.5ヶ月分の家賃を指定口座に振込むことで契約が完了する。
2.5ヶ月分の内、
2ヶ月分は家賃の未払い等が有った場合に充当されるが、未払いが無ければ退去時に返金される。
0.5ヶ月分は電気・ガス・水道等の光熱費に未払いが有った場合に充当されまるが、未払いが無ければ同様に返金される。
また契約期間は1年+1または2年+1が一般的。
+1は契約終了後、もう1年契約延長ができるというものだ。その場合、家賃は変更される可能性がある。
以上が内覧から契約までの流れだ。