運動習慣があるという人は、頭が良いという話を聞いたことがありますか?
運動は体を巧みに動かしたり、素早い判断力や戦術的な考察力などが求められるため、脳の働きも活発になり、とても良い影響があります。
この上記の考えは正しいのですが、運動をした後に勉強をすれば、頭が良くなると考えている人も多いかと思います。
この答えに関しては、半分正解で半分誤解です。
今回は運動と勉強の効率に関しての誤解がなくなるようにお話いたします。
まず運動後の勉強が頭に良いということについての正解の部分に関して、ご説明します。
軽いウォーキングやジョギングなどの有酸素運動は、血流量を高めてくれます。これは筋肉だけではなく、脳にまで影響します。脳の血流が高まることで、様々な栄養素や分泌物が送られ、脳を活性化させてくれます。
しかし、これは軽い有酸素運動であるから言えることなのです。
ここからは誤解の部分に関してです。
一般的に一番勉強をしている時期というのは学生の頃ではないでしょうか。その学生の時期に身近な運動となるのは、部活動でしょう。部活動も様々でありますが、一般的な運動部の運動量では、軽い有酸素運動とは言えません。かなり激しめの運動となります。そうなれば、多くの糖が運動で失われてしまいます。糖は集中力を保つためのとても大切な脳への栄養源です。したがって、運動後は集中力が低下するため、勉強をするタイミングとしては、不適切でしょう。
長期的に見て、運動が脳へ与えてくれる影響は良いものばかりでしょう。しかし、運動後に勉強をすれば良いという分けでありません。一概に良し悪しは決められませんが、様々な視点から物事を判断し、多くの情報に流されすぎないよう、注意していきましょう。
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