満福亭留太郎だぜい。
初心者向けとしてよう
「時そば」って落語のこと教えてやるぜい。
木戸銭はずんでくんな。
これはなぁ、ズバリ詐欺の話だぜい。
しいて言うなら
数える数える詐欺だろうなあ。
天秤棒をかついで歩くそば屋を、ある男が呼び止めるんだぜぃ。
男がそばを注文するぜ。
男は、割り箸・どんぶり・つゆ・麺、とにかく何でもかんでも褒めまくりながらそばを食べるんだぜ。
男は食べ終わり、勘定を支払う時になって
「細かい銭で払う。手の上に銭を置くから手を出してくれ」
と言うんだぜ。
一枚一枚銭を店主の手の上に置いていく。
「十六文だったね。ひー、ふー、みー、よー、いつ、むー、なな、やー」
8まで数えたタイミングでそば屋の店主に「今何時だい?」と尋ねるんだぜ。
「9時」と店主が答えると、9を飛ばして「とお、じゅういち、じゅうに・・・」と数えはじめて勘定をごまかすぜ。
おめえら、こんなチンケな数える数える詐欺にひっかかるなよ。
この落語の見どころはよう
落語家が扇子を箸に見立てて
そばをすするところだぜい。
おーい\(^o^)/みらあじゅ姉ちゃんよう
そば茹でてクレクレ。