ワシの唱えた錯誤行為についてじゃ | 星導夜

星導夜

何気ない日常にも素敵なことが満ち溢れているように思います
日常のささやかなよろこび、楽しみを書き留めてみたいと思います


ワシはフロイト博士じゃ。

留吉の雑学教室よりもワシの講義の方が約に立ちますぞ!

今回は

ワシの唱えた

錯誤行為についてじゃ。

錯誤行為とは、言い間違い、書き間違い、ど忘れ、といったミスのことじゃよ。
ワシらは日常的によくしているじゃろうて。

意識ではちゃんとしているつもりなのに、ついうっかり言い間違ったりするものなんじゃ。

例えばじゃよ。
退屈な会議が早いところ終わって欲しいとしますな。

「会議を開会します」と言うところ

「会議を閉会します」と言ってしまうようなケースじゃよ。

ワシが指摘しているのは

全ての間違いの中には

無意識的な意図や欲望が隠されていると言うことじゃな。

ワシは、意識できる部分は氷山の一角でしかない、と唱えましたじゃ。

ワシは、人間の考え、行動、心は、意識をはるかに凌ぐ巨大な「無意識」によって支配されている、と考えたんじゃ。

意識的に行動していると思っている行動も、実は無意識による影響を受けていると考えておるわい。
錯誤行為にも無意識が影響していると考えましたじゃ。

もう一度言いますぞ。
ワシらの錯誤行為は無意識の願望の表れなのじゃ。

ついつい本音がポロリと出るから恐ろしいのう。