ワシはフロイト博士じゃ。
留吉の雑学教室よりもワシの講義の方が約に立ちますぞ!
今回は
ワシの唱えた
錯誤行為についてじゃ。
錯誤行為とは、言い間違い、書き間違い、ど忘れ、といったミスのことじゃよ。
ワシらは日常的によくしているじゃろうて。
意識ではちゃんとしているつもりなのに、ついうっかり言い間違ったりするものなんじゃ。
例えばじゃよ。
退屈な会議が早いところ終わって欲しいとしますな。
「会議を開会します」と言うところ
「会議を閉会します」と言ってしまうようなケースじゃよ。
ワシが指摘しているのは
全ての間違いの中には
無意識的な意図や欲望が隠されていると言うことじゃな。
ワシは、意識できる部分は氷山の一角でしかない、と唱えましたじゃ。
ワシは、人間の考え、行動、心は、意識をはるかに凌ぐ巨大な「無意識」によって支配されている、と考えたんじゃ。
意識的に行動していると思っている行動も、実は無意識による影響を受けていると考えておるわい。
錯誤行為にも無意識が影響していると考えましたじゃ。
もう一度言いますぞ。
ワシらの錯誤行為は無意識の願望の表れなのじゃ。
ついつい本音がポロリと出るから恐ろしいのう。