第26室 ごみ袋の中には? | 星導夜

星導夜

何気ない日常にも素敵なことが満ち溢れているように思います
日常のささやかなよろこび、楽しみを書き留めてみたいと思います

わたしは「恐怖博物館」の学芸員(キュレーター)をつとめるみらあじゅです。  

ようこそ当恐怖博物館においでくださいました。 
 

私の創作した恐怖話がたくさんこの博物館には収められておりますよ。


今回は

ごみ袋の中には?です。


僕は霊感があるせいなのと
今コロナが猛威を奮ってるからでしょうか、余り繁華街には行きたくはないタイプなのですよ。

人が多く集まる場所にはどうしても怨みや怒り😡などの負の感情が澱んでしまうからです。

しかしある時久しぶりに友達と映画🎥を観てそのあと食事をすることになってしまいました。

強引な友達に押し切られた事、後で多いに後悔しました。

バス🚌から降り大通りを歩き始めると人混みに混じって大きいごみ袋が見えたんですよ。

近寄りたくはないと言う気持ちとは裏腹にごみ袋に近寄りました。

しかしあまりの悪臭にたまりかねて、あっけにとられる友達を尻目に一目散。

友達には
「大袈裟だなあ。ごみ袋なんてないぞ。」と笑われる始末でした。

しかし話はこれだけでは終わりませんでした。

後日、笑っていた友達の家の玄関にあのごみ袋がおいてあり

中からは

生首がごろんと転がり出たそうです。  

腰を抜かしそうになって警察に連絡したところ、警察が駆けつけたときには

ごみ袋は

忽然と

消えていたのでした。