
小松和彦さんの著書
京都魔界案内
を読みました。
日本の代表的な古都の1つである京都に
こんなにもミステリースポットが溢れ帰っているのかと思うとびっくりしました。
中学時代修学旅行で京都と奈良に行きましたが、その時にこの本に出逢っていれば
また違った見方になっていたかもしれません。
写真や地図がたくさん載っていて
ガイドブックとしても良いと思いましたね。
ミステリースポットはたくさん載っています。
どれも興味深い内容でした。
特に私が惹かれたのが
子育て幽霊の話でした。
お産で命を落とした母親が
幽霊になっても飴を買いに来て
鳥辺山の墓地、自分の亡骸の隣にいる赤ちゃんに与えている話です。
幽霊になっても我が子を案じて子育てしている母親の姿を思い浮かべて
涙が出そうになりました。
幽霊は怖いだけではないんですよ。
生きていても育児放棄してしまう親がいる一方で、こんな愛情深い親がいるんですね。