映画「エリザベス」は
女優ケイト・ブランシェットがエリザベス1世に扮した歴史映画です。
わたしはイギリス🇬🇧が大好きです。
同じようにイギリス🇬🇧や英国史が好きな方にはぜひオススメしたいDVDです。
エリザベスが生きた時代は、まだまだ男性が実権を握っていた16世紀のイングランドでした。
エリザベスはヘンリー8世の娘でありながら、妾の子と蔑まれ、腹違いの姉のメアリー女王には憎まれていました。
ロンドン塔に罪人として投獄されていた時もあったくらいです。
腹違いの姉メアリー女王はカトリック信者でした。
子どもが出来たと勘違いしてたものの、実はそれは腹に出来た悪性腫瘍で余命幾ばくもないメアリー女王は
カトリックの信仰を守るようにとエリザベスに約束させます。
メアリー女王の死後、イングランドの女王に即位したエリザベス1世は、陰謀とか暗殺の恐怖にさらされながらも、プロテスタントの信者である為に、信仰を統一しようとします。
観ての感想ですが
一見歴史映画みたいですが
人間の裏切り
そして欲望や
1人の女性として
愛に生きようとはしたものの
イングランド🇬🇧という国を守る為に
結果的には
イングランド🇬🇧という
国家と結婚して
生涯独身を通したエリザベスの決意
そんなものが伝わる
人間ドラマだと思いましたよ。
ラストシーンで
モーツァルトのレクイエムの入祭唱と
キリエの部分が流れるのが印象的だとおもいましたね。
エリザベス女王は髪を切り
白塗りの化粧で玉座に就きます。
そして
「私はイギリス🇬🇧と結婚した」と宣言します。
レクイエムが流れるのは
無邪気に自由に恋していた過去の自分を葬り去り
絶対的な専制君主となるエリザベス女王への餞のような気がします。