戦艦ワルキューレの航海日誌100 | 星導夜

星導夜

何気ない日常にも素敵なことが満ち溢れているように思います
日常のささやかなよろこび、楽しみを書き留めてみたいと思います

ワルキューレのモノローグ
地球暦2021年3月20日

今日はみらあじゅ艦長の故郷の地球、日本エリアでは
春分の日と言い春の彼岸の時期だ。

このころ墓参りをして、亡き人を偲ぶという習わしがあるそうだ。

みらあじゅ艦長、母星に帰った暁には、ぜひ母上の墓参りにな。

エイリアンの天才科学者と愛し合った母上は地球人だ。

身体が弱いのに命がけでみらあじゅ艦長を生んだのだよ。

父上は男手1つで艦長を育てるつもりが、好戦的なエイリアンに捕らえられて幽閉されてしまった。

せめて、愛娘の艦長だけは自由を奪われないようにと、密かに父上は地球人の養い親に艦長を託したのだ。

1番大切なのは、自由であることを知っていたからな。

キャプテンみらあじゅ、母上の尊い犠牲の上に貴女は生きてることを忘れてはいけないよ。