黒猫王子の喫茶店 お客様は猫様です | 星導夜

星導夜

何気ない日常にも素敵なことが満ち溢れているように思います
日常のささやかなよろこび、楽しみを書き留めてみたいと思います


高橋由太さん作の

黒猫王子の喫茶店の1作目が

この

お客様は猫様です   なんですね。

ブログ管理人は犬🐶も猫🐱も両方好きではあるのですが、

どちらかというと犬派🐕‍🦺なんですね。

子供の時にはジャーマンシェパードの雄がいましたしね🐕‍🦺

しかしそんな犬派のブログ管理人でも

この本にはほっこりとしました。

物語の舞台となっているのは

埼玉県の川越市です。

独身OLの胡桃(くるみ)さんは、勤めていた出版社をリストラされて、携帯電話📱は止められ、家賃もままならなくて、まさに崖っぷちの生活をしていました。

そんな時に、川で捨て猫を拾ったことから

不思議な猫たちと縁ができるのです。

※猫たちの画像はネットからお借りしました。


胡桃さんは、喫茶店の店長に応募するものの

黒木ポゥと名乗る和服のイケメン男子に、その仕事を取られてしまいます。

しょんぼりしたものの

黒木ポゥより喫茶店の副店長を任されます。

勘が良い方はもうおわかりでしょうか?

イケメン男子の黒木ポゥの正体は

実は

胡桃さんが助けた黒猫なんですね。

この本には珍しい雄の三毛猫の

まげ太

ロシアンブルーの
ユーリ

が登場します。

ポゥは一見性格悪い俺様ですが、ツンデレです。
胡桃さんに拾って貰った事をとても感謝しているんですよ。

「俺に首輪買ってくれ。お前になら首輪つけられれてもいい」と言う台詞には、ぐっときます。

まげ太は仔猫の時に捨てられていて、
焼きおむすび🍙屋さんの看板娘、恵(めぐみ)さんに拾われて幸せでした。

恵さんの婚約者が重度の猫アレルギーと知り、
飼い主の恵さんの幸せを祈って家出して

ポゥと胡桃さんの喫茶店の従業員になります。

人間になるときは、時代劇のサムライ言葉をしゃべる
癒やし系の高校生みたいな男子になります。

ロシアンブルーのユーリは
人間になる時は、白人で、まるで殺し屋か軍人の役が似合いそうなコワモテ男子です。

飼い主の由美(ゆみ)さんは、ご主人に先立たれ年金とシルバー人材センターからのわずかな収入で暮らしています。

コワモテのユーリは、そんな飼い主さんを気遣い、エサ代などで余計な負担をかけさせまいとして、やはり
喫茶店の従業員になります。

猫って、一見気まぐれそうなんですが

飼い主さんの幸せを祈ってる優しい生き物だと感じるファンタジーです。

ほんわかしたい時に読む事をオススメします。