今日はちょっとシリアスなDVD観ていました。

2005年公開の映画で、辺見じゅんさんの
「決定版男たちの大和」が原作です。
音楽は久石譲さんです。
戦艦大和は日本史上最大の戦艦でした。
広島県呉市にて1941年に建造されて1945年4月7 日の九州南西沖で行われた
坊ノ岬沖海戦にて沈没しました。沈没まで僅か2時間3332人のクルーのうち助かったのはたった276名でした。
ドラマ「相棒」の冠城君でおなじみの反町隆史さんが、理解のある森脇という海軍二等主計兵曹役ででています。森脇兵曹は、養子に出された少年兵を最後の休暇に生みの母と面会させてあげるように計らう思いやりがある上官です。
大和の上官の中には、些細なことで往復ビンタする人がいる中で、思いやりのある上官は貴重な存在です。
少年兵の神尾克己は少年時代は松山ケンイチさんが演じています。晩年、漁師になった神尾克己は仲代達矢さん。
大和第5代艦長は奥田瑛二さん。
神尾克己の上官だった内田二槽は中村獅童さんです。
2005年4月、大和沈没目前に1人の女性内田真貴子が鹿児島県の枕崎漁港に現れて大和沈没地点まで船を出して欲しいと頼みますが、そっけなく断られてしまいます。
大和に乗艦していた数少ない生き残りの1人神尾克己も、一旦は断るのですが、真貴子が内田2曹の養女であること、戦後は親の無い子供たちを引き取って育てていたことを知り、大和沈没の地まで彼女を連れて行こうとします。
漁船の中では、神尾が60年前に少年兵として大和に乗り組んでいた頃の回想シーンとして話は展開します。
たった一機の護衛する戦闘機もなしに沖縄に向かう大和。
敵の攻撃になすすべもなく黒煙を上げて沈没です。
とうていかなわない、死にに行くとわかっていても大和の乗組員たちは、自分たちの大切な人を守るために最後まで諦めずに戦ったのだと痛感しました。
今は日本はとても平和な国です。
しかしこの平和を守るために命がけで戦った人たちのことを忘れてはいけないと思うのです。
この作品は、是非とも観ていただきたい作品です。