皆さまおはようございます。

昨夜は
アントン・カラスの演奏で有名になったという
フィルムノワールをDVDで見ていました。
結構私、こうした往年の名作映画が好きなのですね。
死んだと思われていたハリー・ライムという男が、実は生きていたというサスペンス映画です。
しかも、このハリーという男、水で薄めたペニシリンを売っていたという、とんでもない裏の顔まで持っていた男でした。
ラスト近くの地下下水道での追跡シーンはハラハラしながら見ていました。
白黒で、光と影を上手く取り入れた作品だと思いました。
ハリー・ライムを悪と知りながらも愛していたアンナという女性が、並木道をよそ見することなく、毅然として歩くラストシーンは圧巻ですよ。
白黒映画だからこそ、第2次世界大戦直後のウィーンの町が、まるでいぶし銀のように幻想的に映るのでしょうね。