映画『第3の男』 | 星導夜

星導夜

何気ない日常にも素敵なことが満ち溢れているように思います
日常のささやかなよろこび、楽しみを書き留めてみたいと思います

皆さまおはようございます。
昨夜は
アントン・カラスの演奏で有名になったという
フィルムノワールをDVDで見ていました。

結構私、こうした往年の名作映画が好きなのですね。

死んだと思われていたハリー・ライムという男が、実は生きていたというサスペンス映画です。
しかも、このハリーという男、水で薄めたペニシリンを売っていたという、とんでもない裏の顔まで持っていた男でした。

ラスト近くの地下下水道での追跡シーンはハラハラしながら見ていました。

白黒で、光と影を上手く取り入れた作品だと思いました。

ハリー・ライムを悪と知りながらも愛していたアンナという女性が、並木道をよそ見することなく、毅然として歩くラストシーンは圧巻ですよ。

1949年の作品ということですが、全く古さを感じさせない映画でした。

白黒映画だからこそ、第2次世界大戦直後のウィーンの町が、まるでいぶし銀のように幻想的に映るのでしょうね。