今来てはいけない!幼児期の不思議な体験談 | 星導夜

星導夜

何気ない日常にも素敵なことが満ち溢れているように思います
日常のささやかなよろこび、楽しみを書き留めてみたいと思います

私の家は、なぜか隔世遺伝なんですよ。

亡くなった祖母は私と同じく天然パーマの茶髪で明るい茶色の瞳をしていました。

外見だけではなくて、霊感の強さもどうやら私は祖母から受け継いだようです。

あれは、まだ私が幼稚園のころ、梅雨時の蒸し暑い日のことでした。

大人になった今でも鮮明に覚えている不思議な体験がありました。

両親に祖母、私の家族4人が夕食を取っていた時のことでした。

不意に父親の書斎からガタンというものすごい音がしたのでした。



私が真っ先に立ち上がって音の正体を確かめようとしたところ、真剣な表情の祖母が私を遮るかのように書斎に入ると私に向かって
『今来てはいけない』と叫んだのでした。
普段は温厚な祖母の表情がこのときは、とても真剣で怖かったのを覚えていますよ。

しかもその晩に限って祖母は私と一緒に寝ました。

明け方近くに突然電話がなりました。

父方からの親戚からでした。

親戚のおじさんで、私の家にも遊びに来てはお土産を持って来てくださっていた人が、交通事故で亡くなったという訃報でした。

あの晩の書斎からの音と、祖母の真剣で怖い表情と何か関係があったのでしょうか?

祖母は、私が小学生の時に亡くなってしまいましたが、遂にあの晩についての真相は聞けずじまいでした。

今日、志村けんさんがお亡くなりになったこと。

また私の祖母もふとした風邪から肺炎になって亡くなったことから、ふと幼児期にあった私の不思議な体験をお話しました。