
監督はモンティ・パイソンの一員だったテリー・ギリアム。
SFファンタジー映画です。
私がこの作品の設定で笑えたのが
創造主はたった6日間で手抜きの天地創造をした。だから穴だらけ。
という皮肉さでした。
両親は新しい電化製品にばかり夢中で、退屈な毎日を送っている少年ケヴィン。
彼の子供部屋にある晩馬に乗った甲冑の騎士が突然現れます。
次の晩には、6人の小人達が。
小人達は、創造主の元で働いていたのですが
タイムホール(時空間)を自由に行き来出来る地図を創造主から盗みだして、偶然ケヴィン少年の子供部屋に出没してしまったのでした。
ケヴィン少年も小人達の旅の仲間に。
結構悪知恵の働く小人達は、身長が低い事をコンプレックスに感じているナポレオンのところに行って
旅芸人のふりをして上手く取り入って油断させて身ぐるみはいでしまうのです。
お主も悪よのう
思わずこう言いそうになりますよ😂😂😂
個人的にはナポレオンのエピソードが1番笑えました。
他にもタイタニック号が沈没するシーンがあったりします。
ラストでは、小人達は創造主に地図を返し、創造主のもとに帰ります。
ケヴィン少年が創造主に向かって
貴方のせいで何人もの人が死んだよ
というところにはグサッと来ましたし、
神と創造主は違うのかなど
ユーモアの中にも色々考えさせされた作品です。
小人達には別れを告げて現実世界に戻った
ケヴィン少年でしたが
別れであって別れではありませんでした。
なぜなら
ケヴィン少年の家が火事になってしまい、助けてくれた消防士のひとりがウィンクします。
まさに、小人のひとりだったのでした。
音楽はビートルズのジョージ・ハリソンです。