戦艦ワルキューレの航海日誌35 | 星導夜

星導夜

何気ない日常にも素敵なことが満ち溢れているように思います
日常のささやかなよろこび、楽しみを書き留めてみたいと思います


料理長のモノローグ

みらあじゅ艦長が厨房を手伝ってくれた。

艦長自ら厨房だの食堂を手伝う戦艦など
我らがワルキューレ位のものだろう。

最初、じゃがいもの皮むきをした時に、
艦長が手を滑らせて怪我したのにはヒヤリとしたが、
艦長は
「痛いの、痛いの、飛んでけ〜」
「失敗したでチュ」と、至ってあっけらかんとしていたものだった。

流石我らの艦長だけある。
みらあじゅ艦長は、小さなことには動揺しないと見える。

今日の昼ごはんはカレーだ。
いつもならば、セルフサービスの食堂が
みらあじゅ艦長の給仕ということで、
ワルキューレのクルーには
大変評判良かった。

艦長には記憶を取り戻すまでは
食堂手伝って欲しいものだ。