福島県在住のお友達から連絡が届のですが、


現在の状況はといいますと、津波の被害に遭い、そのお友達の友人や親戚の家が流され、


子供の頃に遊んでいた思い出の場所である海岸が、見るも無残な姿になってしまい、


辛い思いをしているとのことです。


福島といいますと、原発のこともあり、無事とはいえまだまだ予断を許さない状況にあります。


現在もなお、テレビでは被災地情報が流れ続けています。


しかしながら、このようにしてお友達から現在の状況についての話を聞いたり、


映像で何度もあの無残な様子を見ていると、


「このような状況にありながら、何にもできない自分が情けない」


「自分も何とかして、助けてやりたい」


という気持ちになってしまうものです。


その気持ち、よくわかりますが、今現地に求められているのは、


自衛隊の救助であり、道路・建築物等のインフラ整備なのです。


つまり、プロの力を必要としているのです。


子供に勉強を教えてあげたいのなら、プロの家庭教師をつけるようにします。


婚活がなかなかうまくいかないなら、プロの相談役、プロのカウンセラーにお願いするようにします。


「親だから、何とかしてあげたい」という親心はわかります。


だが、ここでしゃしゃり出てしまうようでは、足手まといになり、かえって子供が迷惑してしまいます。


これと同じことで、素人の私たちがしゃしゃり出てしまうことで、


救助や物資の配布を混乱を招くことになってしまいます。


被災地へ行ってあげたいという気持ちを持っておられる方もいるかもしれませんが、


今行ったところで、かえって迷惑になってしまうだけです。


物資をしようにも、現地の人たちが何を必要としているのか、現地へ行ってみないとわからないものです。


宅配便で送ろうにも、現在は配達できない状況にあります。


冷たいと思われるかもしれませんが、今はただ、復旧作業が進むのを見守っていくしかないのです。


会いに行くのは、ある程度落ち着くようになってからでも、遅くはありません。


被災者のみなさんの無事を祈ること。少しでも義援金を送ること。


今の自分にできることを、やっていきましょう。