
6/3 日曜日、熊野へ行ってきました。
ツール・ド・熊野観戦ではなく、図書館ボランティアの一環として
熊野市立図書館のボランティアの皆さんに三重県立図書館で行っている本の修理について
簡単な説明をさせて頂きました。
本当に簡単にしか説明できなかったのですが、それが幸いしまして
わかりやすくて良かったと良い評価を頂いたようです。
今回の熊野行きは図書館ボランティア担当のHさんの運転する自家用車に同乗させて頂いたのですが
道中、車窓から見える景色が中々美しかったですよ。
僕も熊野へ行く時はいつも運転していたのであまり景色まで楽しむことは出来ませんでしたが
時には助手席に乗せてもらうのも良いものですね。

さて、三重県熊野市ですが紀伊半島のほぼ南端に位置しております。
県庁所在地の津市からJRで約3時間、名古屋からだと4時間くらいになるのでしょうか。
列車は1時間に一本だと思います。電化されていない単線ですので。
他所から来る場合この距離がネックとなっておりますが
この距離だからこそ人の手があまり入らずに済んでいるのでしょう。
高速道路が紀勢大内山まで延びておりますので従来よりも30分程度早くつくように
なりましたが、それでもバブルの頃と比較してもほとんど人の手が入っておりません。
至るところに熊野古道入り口の標識があります。
このあたりは前は海、後ろは山という地形なので山岳部は山深く険しい印象なのですが
熊野古道についてはハイキング程度の気分で歩けるそうです。
1000m程度の低山に普通に登れる方なら楽な道のりらしいです。
道中、熊野の手前に「道の駅 熊野きのくに」というのがあって
Hさんはお土産に名物のさんま寿司を4本ほどお買い上げ。

写真を撮れなかったので借り物の写真ですがこういう感じで一本¥500と安いですね。

熊野で魚というと さんま、鯵などになるそうですが鯵の寿司は上の写真のように
小ぶりの鯵を丸ごと一匹乗せております。
さて予定時間前に熊野市へ到着、市内の「磯っ子」という食堂で昼食にしました。

僕は刺身定食¥1260をいただきました。
味噌汁の具はあさりになってました。あさりの身は歯ごたえが良くて美味しかったですよ。
温泉卵の入っている素麺は出汁に使っている柚子がいい香り。

さてボランティア講座終了後、熊野市立図書館の中を見学させて頂きました。
第一印象はとても明るくていいな、と思いました。

ナチュラルカラーのウッドの館内、高さを低く押さえた書架、カウンターに立っていれば
館内の隅々まで目が行き届くと思います。

窓際にはパソコンを配置したテーブルが。
丁度良い高さのパーティーションで仕切られ、パーソナルスペースとして心地良さそうです。
窓の外はJR熊野市駅の構内が見えます。線路も目の前。
館内のウッドと外に見える熊野の山の木々(多分、杉?)の緑とマッチしていて
癒されます。
照明もさりげなくお洒落です。


館内の郷土コーナーには熊野に関する資料が並べられています。
JR熊野市駅の隣ですから、駅を降りたら観光の前に図書館でちょっと熊野について
調べておくのに良さそうですね。
写真には写っていませんが陳列なども本屋さんを思わせるような感じです。
利用者にとってはこっちの方が馴染みやすいかも知れませんね。
ラック類も色んなデザインのものを取り入れています。
職員さんが3名程度なので、書架整理だけでも大変らしいですが
明るい雰囲気で落ち着いて本を見られて、立地もよいので個人的にとても気に入りました。
時には他所の図書館に行くのもいいものですね。