19根底から覆るほどのいつくしみに時々 人が辿り着こうとするときに、僕は 感情すら寂寞に 受けとめるでしょう。おおよそ 人から教わってきたことより多くを人は背負いはしないのですから。ひどく突出し 露になって しなやかな興奮を人は忘れえはしません。それすら傷む妖妖たる感情。輝きを放つ。 清廉のきみと明日みる雛祭