チェット・ベイカーは僕の好きなトランペッターの一人である。
トランペットのみならず、ボーカリストとしても有名である。
初めて彼の歌声を聴いたのはアルバム「チェット・ベイカー・シングス」に収録されている「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」だった。
聴いた瞬間、背中がゾクッとした。
彼の歌声はまるで鋭利なナイフで優しく素肌を撫でられるような感触がする。
男性でもない、女性でもない、中性的なヴォイス。
そして彼の歌声そのもののようなトランペットの柔らかなサウンド。
彼のヴォーカルを生理的に受け付けない人も中にはいるだろう。
でも、彼のプレイは普く人々の人生の中で心の琴線に触れる時がきっとあると思う。
- チェット・ベイカー・シングス/チェット・ベイカー

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以下、Wikipediaからの抜粋である。
チェット・ベイカー (Chesney Henry Baker Jr. 1929年
12月23日
- 1988年
5月13日
) は、ジャズ
のトランペット
奏者。 オクラホマ州
イェール生まれ。
ウエストコースト・ジャズ
の代表的トランぺッター。 トランペットの実力はチャーリー・パーカー
にも認められ、1952年
~1953年
にかけて彼のバンドでも活躍した。 その時の演奏は「The Bird You Never Heard (Stash)」で聴くことが出来る。 またその中性的なボーカルも人気があり、1954年
にレコーディングされた「Chet Baker Sings」の「My Funny Valentine」はチェットの代表曲の1つであると同時に「My Funny Valentine」の代表的カヴァーの1つでもある。 このチェットの歌い方にジョアン・ジルベルト
がインスパイアされ、ボサノヴァ
誕生の一因となったと言われている。
1950年代
半ばは時代の寵児とも目されて、かのマイルス・デイヴィス
をも凌ぐ人気を誇っていたが、1950年代後半から1960年代
にかけてドラッグ絡みのトラブルに巻き込まれ、米国
のみならず海外公演先のイタリア
でも逮捕される。 さらに1970年
にはドラッグが原因の喧嘩に巻込まれて歯を折られてしまい、演奏活動の休業を余儀なくされた。 この間には生活保護を受け、ガソリンスタンドで働いていたという噂も聞かれる。 しかし、 1973年
にはディジー・ガレスピー
の尽力により復活を果たし、1975年
辺りから活動拠点を主にヨーロッパに移した。
チェットの初来日は1986年
3月で、翌87年
にも再来日した。 また、 1987年
~1988年
にかけて、ファッション・フォトグラファーのブルース・ウェーバー
がチェットの自伝的ドキュメント映画「Let's Get Lost」を撮影していた。
1988年
5月13日
、チェットはオランダ
アムステルダム
のホテルの窓から転落して死亡した。 転落の原因は定かではない。 ドキュメント映画「Let's Get Lost」は彼の死後まもなく封切られ,アカデミー賞
ドキュメンタリー部門にノミネートされた。