出産のときのお話。

 

高齢だから大変だったというわけではないのですが、

私はなかなか壮絶なお産を体験しています。

 

出産予定日が近づいた産婦人科での検診。

陣痛がくる様子もなく、胎児が下がってもいないので、

高齢だし、陣痛促進剤使いますか?、と産院の先生から提案されました。

 

了承した私は、日程を決め、計画的に出産することになりました。

 

 

点滴投与1日目。

じわじわ陣痛なる痛みがきましたが、まだ胎児は下りてきません。

なかなか地味に痛いのを数時間。陣痛より痛いのは内診グリグリ。

これから何度も内診グリグリされるとは、この時はまだ知る由もありませんでした。

 

結局、生まれる様子がなく、この日は夕方に点滴中止となります。

でも、夜も軽い陣痛があり、寝付けなかったことは今でも覚えています。

 

 

点滴投与2日目。

朝から点滴投与が始まりました。

昨日よりも強い陣痛でした。何度も何度も押し寄せる陣痛。

それでも下りてこない我が子。そして恐怖の内診グリグリ(何回も!)

隣で呑気にくつろいでいる旦那。。ムキー

 

入院部屋の隣にいた若い子もお産中なのか「ぎゃ~っ」っていう声が聞こえていました。しかし私は40歳。

 

「ヒィ、ヒィ、フ~、あ~、いたい。・・・ヒィ、ヒィ、フ~、あ~、いたい。」

 

わたしは年上だ。。出産中に謎の自分は大人だから感(?)が出てしまい、低い声で地味に耐える私でした。。

 

結局、この日も産まれませんでした。

点滴も外したんだか外してないんだか、よくわからないまま陣痛は夜中も続きます。

私はすでに疲労感がでまくりです。

出産ってほんと大変だなぁって思った一日でした。

 

 

点滴投与(してないかも)3日目。

これほんと産まれるのか??と、よくわからなくなってきた3日目。

ひたすら陣痛に耐えること、、何時間??

 

お昼に先生の診察がありました。

 

先生「これ以上は少し危険になってきます。帝王切開にきりかえま・・」

 

私「お願いしますっ!」

 

先生が言い終わる前にお願いしました。

 

そして、先生は「自然に産ませてあげられなくてごめんね。」と言いました。

 

そこは叙情的になるのかもしれませんが、私には「??」でした。

私は元々あまり常識にとらわれない人間なので、自然で産もうが、帝王切開だろうが、気にしない人間でした。

 

「はっ、もしや!自然に産ませようと、この長いお産になったのか?!」

 

はじめにゆってよ~。とツッコミそうになりましたよ。産まれなそうだから帝王切開ね♪ってはじめに言われていたら、オッケー🙆で終わってたのに・・・。

 

夕方、帝王切開で無事産まれました。3286gだから少し大きめなのかな。

 

帝王切開後は、血がなかなか止まらなかったり、血圧が170を超えてしまったりと、

高齢であるがゆえなのかはわかりませんが、いろいろと出てしまいました。

しかし痛みもよく知る40歳。帝王切開後、すぐ歩き回っていたので、助産師さんに

「やっぱ違うわ~」と言われていました。(陣痛時に耐える低い声も含まれています)

 

 

ひとつ良かったことは、、

3日目に産まれたこの日、一粒万倍日&天赦日&大安の最強開運日だったそうです。

・・・あまりそういうのも気にしたことないけど、、よかったよかった真顔