7/12水曜日。空梅雨の当地川口です。夏場の水不足が心配です。九州では豪雨の被害が出ているというのに、なんともいえませんね。
読売新聞の二面に次の記事が掲載されていました。
サービス付き高齢者向け住宅、制度開始5年で廃業125か所
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20170712-OYTET50008/
この制度が出来た当時は「賃貸住宅業界で唯一、市場拡大が期待される集合住宅」ともてはやされていましたが、「儲かる」と思った会社が見切り発車して開業したものの、様々な理由で廃業しているようです。
最もひどいのは、高齢者が入居する前に廃業した施設が64カ所もあるとのことでした。
サ高住は本来「健康な高齢者向けの住宅」として企画されたものの、現実は要介護者の受け皿不足から介護施設として運営されているそうです。本来入居してもらいたい「健康な高齢者」は需要不足で来てもらえず、やむなく「要介護者」に入居してもらうケースも少なくないようです。
財産を処分してサ高住に入る人もおり、施設が廃業したときの受け入れ先をどうするのか課題もあるようです。
以前の私の考え方は「定年退職する前までに完済できる家(中古マンション等)をローンで買い、老後はその家を売ってサ高住に入るのが理想」と考えていましたが、そう簡単ではなさそうです。
「終の棲家を所有するのか、それとも借りるのか?」現実は様々な問題があり、どちらが正解とは一概に言えませんね。
なんか切ないです。