前回ご紹介したのは
リリウオカラニ女王が遺したブレスレット
Hoomanao Mau
(Always Remember)
今回はリリウオカラ二女王が
ハワイ王国が終わりを告げる寸前の1893年1月に
Pohukaina Girls School の教師
ゾーイ・アトキンソンにプレゼントした
ハワイアン・ブレスレット
ALOHA OE(アロハオエ)
をご紹介しましょう
(画像はPhilip Ricardさんからお借りしたレプリカです)
このブレスレットは生徒たちに大評判となり
似たものを注文する生徒がたくさんいたとのこと
オリジナルはビショップ博物館に
今も大切に保存されています
ハワイ王朝の歴史を刻む
リリウオカラニ女王のブレスレットは
現在この2本が保存されていますが
フィリップ・リカードさんの調査によると
ハワイ王国の滅亡後のオークションで
なんと3本目のブレスレットが実存していた
ことが判明しています
当時の競売リスト↓をご覧ください
黄色でハイライトされた
1 Pair Gold Bangles (R.Naiu and kahoomanaomau)
の1行に注目!
確かにゴールドのバングルがペアで
競売されたと記録されています
そのうちの一本は前述のホオマナオ・マウですが
もう一本はR .Naiuというブレスレットで
これはいまだに所有者が特定されていないそうです
現代だといくらくらいの価値があるんだろう…
思わずそろばんを弾いてしまいますが
これにまつわる門外不出のエピソードがあります
ショップで聞いてきた話ですけどね…
まだ携帯電話さえ普及されていなかった頃に
ショップに一本の電話が入ったそうです
電話主:私の名前は明かせませんが先祖が競売で
手に入れたブレスレットが金庫にあるのです
これはいかなる代物かご存知でしょうか?
店員:何か特徴はありますか?
電話主:R.Naiuと彫ってありますが
この意味はいったいなんですか?
店員:本当ですか?
確認のためブレスレットを拝見できますか?
電話主:金庫からは出したくないし
家に来ていただくことも困るのです
店員:少々…少々…お待ちいただけませんか
電話主:(電話切れる)ツーツーツー
再現フィルムにすると
こんな風な(妄想全開)やりとりがあり
結局第三のブレスレットは特定できなかったそう
でもどこかで保管されているのは
間違いないのではないでしょうか?
う〜〜ん、ルパンの娘の出番かもしれない⁉️
ハワイ王朝にまつわる
嘘のような本当のお話?でした