■81.月に照らされた町
「月を見ると、思い出す風景があるのです。 父と母と共に見た、白亜(はくあ)の町並み。 月に照らされた白い家々はとても幻想的で、子供の頃から覚えている景色です。」

■82.気にしちゃダメ
「あんな奴の言うこと、気にしちゃダメだよ! 君は君のやりたいことをすればいい。 誰かに嫌なことを言われた、たったそれだけで立ち止まってたら、勿体ないよ。」

■83.一線を引く
「……一線を引いている、ですか。 確かに、そうかもしれませんね。 貴方の事が嫌いなわけでも、怖いわけでもないのは、事実です。 ですが、どうしても私は……誰かと心を通わせることができないのです。 ……冷たい女だと、思いましたか?」

■84.ニュース速報・立てこもり事件
「番組の途中ですが、臨時ニュースをお伝えします。 今日昼過ぎ、大型ショッピングモールに男らが押し入り、従業員らを人質にとる事件が発生しました。 犯人とみられるグループは、現在も立てこもりを続けており、現場は緊張が続いております。」

■85.デート最中のハプニング
「ねー、待ってよ! そんなに早く歩かなくてもいいじゃん! もしかして、友達と立ち話してたこと、怒ってる? ごめんってば! 別にあの子とはなんともないから、さ。 機嫌直してよ! ……ねーってばー!」

■86.健気な給仕さん
「あっ、お帰りなさいませ! 随分長い御用事でしたね? ……いえいえ! そのおかげで掃除も捗(はかど)りました! お疲れ様です。 今、紅茶を用意しますね!」

■87.一番だと認めなさい
「貴方が悪いの。 貴方が素直な気持ちを口にしてくれれば。 他の奴なんかにいい顔をしなければ。 こんなことにはならなかったのよ。 痛い? 苦しい? でもね、それは貴方の罪なのよ。 ……抵抗したくても、できないでしょう? さあ、いい加減に、認めなさい。 私がこの世で一番だって。」

■88.モノローグ・クラスの奴らは分かってない
「クラスの奴らは、誰も分かってない。 私の本性は、こんなんじゃない。 こんなぬるま湯に浸かって満足してるような奴じゃない。 ……でも、それをさらけ出したら、きっと、私の周りには誰もいなくなる。 それが嫌だから、今日もヘラヘラした顔で女子の輪に交ざるの。 ……バッカみたい。」

■89.幼なじみへ
「……あのさ。 どうしても、君に言わなきゃいけないことがあるんだ。 ……私ね、引っ越すんだ。 外国に。 ……お父さんの仕事の都合でね。 今、色々準備してて、1ヶ月後には、此処を出発しなきゃいけないんだ。 ……そんな顔しないでよ。 きっと、また会えるよ。 ね?」

■90.無口でクールなあの子
「……、どうか、した? 私の顔、じっと見ているけれど。 ……、大した要件ではない? そう。 ……、別に、喋らなくていい。 私も、貴方には干渉しないから。」

■91.喧嘩の発端
「そういえば、私があげたブレスレット、最近つけてないけどどうしたのよ? まさか、無くしたとか言わないわよね? あれ、すっごく高かったんだから……。 は? お金に困ってたから、一ヶ月前にオークションサイトで売ったぁ!? ……へー、そうなんだ。 私に黙ってそういうことしちゃうんだぁ……。 こんの、バカーッ!!」

■92.急ぐのは苦手
「ま、待ってください~。 そんなに急いだら、見失ってしまいますよぉ。 ……はぁ、はぁ。 ごめんなさい、どうも急ぐのは苦手なんです~。」

■93.邪魔をしないで
「私は、神に逆らってでも……手に入れたい野望があるの。 たとえその結果、世界が壊れてしまったとしても構わない。 ……分かってるでしょ? 貴方の説得に応じる気なんかないってこと。 穏便に済ませたいのなら、私の邪魔をしないで! どいてよ!! ……さもないと、殺すよ。」

■94.クラスで噂のあの男子
「あ、堀井の奴、まーた怒られてる。 今度は何をしでかしたの、アイツ? ……へぇ。 学級日誌に四コマ漫画を描いたの。 バッカだねぇー。 ま、そこが面白いんだけど。」

■95.魔女と言われた女
「……何しに来たんですか。 貴方も私を、『魔女』だと罵(ののし)りに来たんですか。 ……冷やかしなら、帰ってください。 貴方に用はありません。 ……お願いだから……帰って!」

■96.小説を書く女の子
「今、何時……? 2時か……。 やっと筆が乗ってきたっていうのに、寝なきゃいけないのは、惜しいなぁ……。 ……明日の授業もあるけれど、頑張って、完成させないと。 きっと、歴史に残る話になるはずだから。」

■97.あざといおねだり
「あのね、私、アルパカのぬいぐるみが欲しいんだ。 でもね、色々探してみたんだけど、どこにもないの……。 誰か、探してくれる人、いないかなぁ……?」

■98.若い子には負けないつもり
「若い子はいいよねえ。 可愛い格好が似合うし。 ……でも、私に比べりゃまだまだね! 私の魅力をナメんなよっ! なーんてね! ……ねえ、その本気でかわいそうなものを見る目、やめてくれる? すっごいやってて恥ずかしくなってくるから。」

■99.おやすみの挨拶
「おやすみなさい。 貴方の夢が、素敵な夢でありますように。」

■100.これからも、一緒に
「ありがとう。 ……うふっ、ずっと言えなかったけど、この機会だから言いたくて。 なんか、お別れみたいね。 ……でも、そんなの、私が許さないからね? これからも、貴方と一緒に、二人三脚で、頑張っていきましょう!」