ずっといいな～って
思っていたことがあった…。
仲が良さそうな家族。
友達の家に遊びに行ったり
しているとき、みんな仲良く
話していて、嘘偽りも何もなさそうな
家族。
うちは偽りだらけ。
仲は悪し。
ホテル家族。
小学校のころから
この人今はこんな顔しているけど
本当は違うって思っていた。
だから今はワザとふざけたり
馬鹿なことをしたりして
ごまかして親と接している。
家族か…。
幸せか…。
私には縁がなさ過ぎる。
私が22年間観察してきた結果、
じいちゃんばあちゃんは
まだいい夫婦だと思ってる。
私が病院で入院しているときもそう。
アクテムラを二回打たないと
いけないくらい体調が悪いときが
あって…。
そのとき、母親は私の入院費と
点滴代の心配ばかり。
そりゃそうですよね…。
だから正直、私…もう治療なんか
やめて、いなくなりたかった。
きっとみんなからも
必要とされていない人間だと
思っていた…。
でも、そんなときにじいちゃんと
ばあちゃんが
ちょうど母がいないときに
お見舞いにきてくれて……
そのときはもう一番辛くて
このまま生きていていいの…？私…
ってぐらい精神的にも辛かったから
何も知らないじいちゃんとばあちゃんの顔みたら、辛かったのか、
安心したのか…自然に涙が
流れてきてしまってそのまま
ばあちゃんたちと泣いてた。
ばあちゃんたちには本当に
救われた。
病気で休団してた楽団にも
今年復帰することになったときも
ずっと心配してくれてたから
良かったねー
って言ってくれた。
楽団のみんなは家族みたいなんだ。
だから今、それだけがすごく楽しみ。
家族には恵まれていなくても外の人たちがすごく暖かいから私は
生きていける。
仕事もそう。
これから沢山、いろいろな人たちと
交流を深めて楽しみを増やして
いきたいな。
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