なんか最近やたらこんな噂というか、報道が流れてる。
今の世界的な金融危機を受けて、時価会計が凍結されるだのなんだのと。
以前会計士の先生と話したけど、そんなの全くのデタラメらしいね。
俺もうすうすそんな雰囲気は感じてたけど。
日本公認会計士協会の会長も以前こんなことを言っていたよ。
「株式や債券等の金融商品に係る時価会計が凍結されるかのような新聞報道がなされている。
だた、金融市場の混乱を契機に金融商品の時価評価を凍結することは、到底、賛同できない。」
つーか、世間はほんとに今の金融危機に踊らされてると思う。
特に、メディア関係の人間達。
FASBとかIASBで議論されてるのは、
そもそも時価会計そのものを全ての金融商品に対して、
凍結することを容認するという単純な内容じゃなくて、
流動性の著しく乏しい債券等の時価の算定等に係る取扱いについてのみ、
今の米国会計基準の枠内でいかに対応を図っていくかというものだしね。
もちろん、外貨の売買目的有価証券とか、投資有価証券とかについては時価会計を
一時的に凍結するっていう議論はありえなくもないとは思うけど、
現実問題として、そもそも時価会計ってのは、
適正な期間損益計算と投資家保護の観点から、
投資家に対する適正な業績情報のディスクロージャーを目的として、
導入されたわけだから、今の事態を受けて、それを凍結するなんてのは不可能でしょ。
それこそ本末転倒だね。
それを受けて、日本の企業会計基準委員会も
「金融資産の時価の算定に関する実務上の取扱い」について、検討しつつ、
その具体的な中身として、「金融資産に係る保有目的区分の変更」について審議している。
って、こんな感じなわけっすよ。
会計を勉強してる者としては、
一応世間の誤解を冷静に見ておかないとね。