長いあいだ、私が好きなレストランを、ジェンゴーだと思っていたら、ジェーゴーが正しいらしい。

 チョット高級なタイ風中華料理店のようだが、何店もあるようで、タイの友人の案内で行ったのは三軒ほど。

 なかでも好きなのは、海鮮が旨い店だが、何時も夜に、車で案内されるので、何処にあるのか判らない…行くなら写真の看板で探してください。

 毎年行くのは三月、という理由は月末に始まるバンコク自動車ショーの取材があるからだ。

 が、コロナ禍でで、三年間ご無沙汰のあと、入国が楽になったというので、初めて六月に行ったことがある。

 ジェーゴーで私の大好物は、ニンニク沢山の油で炒めた蝦蛄=シャコだが、蝦蛄といっても日本で見なれた蝦蛄ではない…30センチ近いのもあるジャンボ蝦蛄。これをブツ切りにして沢山のニンニクをまとって出てくる…手づかみだから指が汚れるが実に旨いのだ。

 その蝦蛄は入り口横の水槽に何時でも泳いでいるので、それを見て食欲が高まり更に旨くなるのだろう。

写真:水槽で泳ぐ蝦蛄・大きなのは30cm近いのもある。

 

 ところが、今回は蝦蛄が居なくて、泳いでいるのは車海老…いつもあるものだと思っていたが、蝦蛄にも季節があるようだ。

 で、大きな海老となった。海老も蟹も好物だから食べれば嬉しいが、やはり私のジェーゴーは蝦蛄である。

写真:大きな海老で殻がとても硬い。

 

 毎回バンコクでは、面倒を見てくれる、ポール石川さんとバンコク在住の児玉一究さんが、何時ものように沢山の料理を注文してくれた。

 何時もの小海老の茹でたのが旨かった…この手の店だと大きな魚は蒸すものだと思っていたら、今回はじめて口にするが、焼いた魚も旨かった…焼いたと言っても日本のように火ではなく、ソテーだったのかもしれないが。

 

写真:海老と焼き魚

 さて、今年は何時ものように、三月に自動車ショーの取材に出かけた…三月ならまちがいなく蝦蛄がいるだろう、と思っていたら、見事に振られた…さいきん蝦蛄がベラボーに高くなったので「勘弁して」とのことだった。