アジアで東京を抜いて、NO.1の自動車ショー、バンコク国際モーターショーが始まった。

 ジャトロン事務局長は「今年は昨年の来場者162万人は越えるだろう・昨年約4万台の車販売は10~12%ほど増えるだろう」と言う。

写真:ジャトロン事務局長と通訳ポール石川/左。

 日本車のシェア90%が、昨年78%に落ちたのは、EVを旗頭とする中国勢の影響のようだ。いまタイEVの40%はBYD=比亜迪汽車が占めているという。

 BYDは、空港にEVタクシー5台で客待ち、長城汽車=GWMは市内で充電ステーションを展開しているようだ。

写真:スワンナブーム空港で客待ちのBYDのEVタクシーと市内のGWM充電ステーション。

 EVに関して日本勢は出遅れ感が強いが、目に付いたのは、いすゞD-MAXのEV、ホンダE:N1だが、いずれもショーモデルだった。

 EVではないが、相変わらず人気が高いのがピックアップで、三菱の新型トライトンが注目を浴びていた…雨期や異常気象での洪水、悪路も多いいから、最低地上高が高いピックアップの人気が高いのだろう。乗用、商用、アウトドア、ラリーのようなスポーツと、他用途性にも優れている。

 いずれにして、タイばかりでなく、世界中を視野に、中国のEV攻勢が始まっている。

写真:BYD-DENZAはアルファードより大柄/下・GWM長城汽車のココキャット。

写真:長城汽車DEEPAL507と上海汽車MG4。

写真:小鵬汽車G6と広州汽車GAC Hiper-GT。

写真:長安汽車LUMINは格安EV。

 バンコクのショーも、大手のBYD、GWMを筆頭に、中国の新顔続々だが、韓国勢だって頑張っている。

写真:現代と起亜/韓国勢も頑張っている。

 

写真:100~200粁走行可というトゥクトゥクEVタクシー/実現すればバンコクの大気汚染が改善されるだろう。

 

 ハイブリッドにアグラをかいて、出遅れた日本勢が、いつ巻き返すのか、気が気ではない。