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今日は同じ「猫の日」でも、2(ニャー)の数字がいつもよりたくさん並ぶ「スーパー猫の日」らしいので、この機会に以前からリクエストがあった我が家の愛猫をご紹介したいと思います。

 

まず、私自身の猫歴史は大雑把に三期に分けることができます。

 

第一期 子供時代

昭和の時代です。ほぼ全飼い猫が不妊手術を受けずに自由に外を歩き回っていたため、もう道を歩けば胸が張り裂けるような捨て猫の鳴き声が聞こえる環境。

 

 

放っておけず、連れて帰りますがペット禁止の賃貸住宅だったのでその度に同じ場所に戻して来いと言われてしまいます。泣き叫ぶ子猫を再び捨てる訳にもいかず、自転車置き場でこっそり飼育しようとしてバレたり、一軒家に住む友人の玄関先に置いて行こうとしてバレたり(冷汗)、色々悲しい思いを繰り返して来ました。

そしてついにペット可の住宅に引っ越して最初に拾って来た子猫が黒猫のプー子でした。

 

 

この頃から成人するまで沢山の猫たちや犬との出会いや別れがありました。後悔や反省すべき点も沢山ありますが、当時の失敗は間違いなく今に生かされています。そして人間の子供たちや他のペットたちの中でもみくちゃにされながら育つ猫というのは多少の事では動じない、たくましい性格になるように思います。

 

猫と私の関係は、同年代の兄弟のような感じでした。

 

第二期 20代後半~40代後半

一人暮らしをしていた頃ですが友人の実家(猫屋敷)で子猫が生まれたと聞き、見に行って一目惚れしたのがエキセントリックなサバトラ少女のタラです。

 

 

一年後に母の友人経由でもう一匹加わりました。

ラグドール風味の女の子、おっとりメイメイです。

この子は生まれてすぐに母猫を亡くしたため、私がミルクで育てました。

 

 

この年齢になると猫たちの存在は自分の実子のような感じです。フードを始めとする健康管理や、危険回避の工夫に気を使いました。それでも自分自身の結婚や生活環境が大きく変化する時期と重なっていたため、この子たちには複数回の引っ越しや長距離移動を何度も経験させてしまいました。

 

晩年はタラが腎不全のために流動食などの介護期間が数年ありました。タラ自身は

 

「もういいよ~バイバ~イ」

 

と何度か三途リバーを渡り掛けたものの、私と夫が泣いて引き留めたため、

 

「チッ、しゃあねえな。もう少しいてやるよ。」

 

と、20歳を超えるまで私たちの過剰な手厚い介護に付き合ってくれました。

 

最期はそれぞれ二匹とも

 

「今までありがとね。また会おね。」

 

と、挨拶して旅立って行きました。

猫は本当に賢くて優しいですね。

 

第三期 50代以降

この年齢なると、猫は孫です。

もうただただ可愛い。目に入れても痛くない。

猫のライフスタイルに人間が完全に合わせる。

叱らない。褒めるだけ。

仕事中でも家で眠っている愛猫を想い、ニヤつく日々。

人間を手玉に取る猫たちに、

「IQ高いよね、絶対!」

と感激する。

話し掛ける時も祖母のしゃがれた声を真似して、

「よしよし、おばあちゃんだよ~」

と言ってしまう。

 

我が家の愛猫紹介

二匹の高齢猫を見送ってから私たち夫婦は数年振りに泊まり掛けの旅行に出られるようになりました。

 

以前は猫友に見てもらったり、滞在型の旅行なら連れて行ったりもしましたが、介護が始まってからは二人で一緒に泊まり掛けで出かけるような事はずっと控えていました。

 

だからと言って何かを我慢するという感覚は全くありませんでしたが、猫がいなければそれなりに自由で心配事も減るんだなとは思いました。

 

そんな生活が二年ほど続いたある日、

「子猫の里親募集中」のポスター。

よくよく見ると飼い主は知っている人。長年ご近所さんだった、感じの良い中年女性です。

 

うっ!どうする?

 

積極的に次の猫を探す予定はありませんでした。

でも自分たちの年齢を考えると、子猫をお迎えする最後のチャンスでもあります。

 

迷っていたら見知らぬ親子がポスターに目を止め、連絡先を控えているのが見えました。

 

先を越される!

 

もう迷いはありません。すぐに電話を掛けました。

 

あの…私たち○○に住むプー子夫妻ですっ!

子猫の!ポスター見てっ!

あの!できれば二匹っ!二匹でっ!

 

完全にテンパっていますが、向こうは笑いながら、

 

すぐにいらっしゃい♪

 

と言ってくれました。

 

猫カゴ!トイレ!良かった、捨てて無くて。

そうだ、猫砂!

子猫フードも!

 

大急ぎで準備を整え、女性宅に急ぎます。

 

6匹兄妹のうち、4匹が残っていました。どの子も可愛くて迷いましたが、

 

今回も女の子が良いかな☆

 

という当初のぼんやりした希望を思い出して三毛猫姉妹に決まりました。

三毛と言っても全くタイプの違う子たちです。

 

白が多めのクルーナと

 

 

パステル三毛のミーシャ。

6匹兄妹の中で唯一の長毛です。

 

タラとメイメイのコンビを思い出させる子たちです。

 

クルーナは能天気で明るく、無邪気ないたずらっ子。

ミーシャはお嬢様気質で礼儀正しい慎重派。

 

生まれた時からずっと一緒だった二匹は何をするのもいつも一緒。折り重なって平和に寝ていたかと思うと、その状態からいきなりゴングが鳴り、取っ組み合いのケンカになることも(笑)

仲の良い証拠でもありますね。

 

キャットショーで賞を取るようなような品種じゃなくても、うちの子がやっぱり世界一。そんな愛すべき我が家のビューティー・ペアに、次の歌詞を捧げて今回の記事を締めくくりたいと思います。

 

 

 

 

替え歌「けんかをやめて」

 

けんかをやめて 二をとめて
女子プロみたいに 争わないで 

もうこれ以上


ちがうタイプの三毛
連れて帰ってしまう
迫る飼育崩壊 よくあるでしょう

 

だけどどちらにも すごい魅力があって
うまくやってゆける 自信があったの


ごめんなさいね 私のせいよ
ゴングが鳴ったの 気付きながら

ちょっぴり 楽しんでたの

動画や写真を 撮って
 

だから
けんかをやめて 二をとめて
女子プロみたいに争わないで 

もうこれ以上

 

受賞メダルの数

競う愛好家に

自慢したくないの 

どうでもいいから

いつか子猫から 巨猫に育っても
ずっと無邪気でいてね 大人になっても

 

ごめんなさいね 私のせいよ

二匹のことを 甘やかして

とっても 楽しんでるの
お腹を抱えて 笑って

 

だから
けんかをしてね 女子プロ極めて
大事にするから 長生きしてね

そう これからも