十日ほど前に、母から郵便物が届いた。

 

筒状に丸めたノートサイズの印刷物に、

宛先を書いた紙がセロテープでベタベタと張られている。

なぜ普通に封筒を使わないのか?

開けにくい事この上ない。

 

何とか苦労して包みを開いた。

それがこれ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ものみの塔 2020年No.2 でした。

 

 

 

いつものようにマジックペンでメッセージを表紙に直書き。

母はこんな風に絵葉書の「絵」の部分にもマジックでびっしりと本文を書くことが多いので別に驚かない。

 

 

達筆過ぎて読みにくいが、何とか解読してみよう:

 

 

プー子と旦那さん 決ず(必ず?)よんでください

 

Zoomで近い会衆でみること  コロナなので全世界が

KH(王国会館)であつまっていません.

野外奉仕は中止中. Telと手紙の奉仕中です.

 

この記事で羊と山羊を分ける最後の聖書レッスン

ですので連絡してください.

Millions now living will

never die!

印刷物も中止され この

記事は量産(かな?誰か解読してください)です.

 

 

 

私はJWブログを読んでいるので、想像力を駆使すれば大体言いたいことは分かりますが、

そうでなければほぼ暗号。

 

ちなみにMillions now living will never die! というのは100年以上前に「現存する万民は決して死することなし」という主題で行なわれた緊急感をあおる講演のことで、この講演を聴いた当時の信者は待てど暮らせどハルマゲドンが来ないまま既に一人残らず墓の中という、エホバの証人の黒歴史のひとつです。

 

母がなぜ、あえてこのあおり文句を引き合いに出して自爆しているのか不明。

墓穴に引っ掛けたブラックユーモアなのかもしれません。

あはっ☆

 

 

 

 

裏表紙にも何か書いてあります。

 

 

集会のZOOM

IDとPW

が必要です

ので

 

ここをひらいて

Zoomの見方もおしえてもらうこと

 

やっぱりちょっと暗号風ですね。

もしかしたらZOOMもJW本部の発明だと思っているのかもしれません。

 

 

ここ数年は話をする機会があってもJWの話題を一切振って来なかったので、母も薄々この宗教のインチキに気が付き始めたのかな?便宜上とどまっているだけなのかな?と勝手に解釈していましたが、

どうもそんな事は無さそうです。

 

 

実はものみの塔の他に

もう一つ印刷物が入っていました。

 

 

こちらです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

せんねん灸オリジナル 

ツボカレンダー(謎)

 

 

 

 

どれどれ。。。  ペラッ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おっ・・・

 

 

 

 

お母さん? これ・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バビロン!バビロン!

 

 

 

 

 

 

 

エホバとバビロンの

 

塩キャラメル的な?

 

ミスマッチが味わい深い

コラボレーションでした。

 

 

 

 

 

お母さんへ、

 

ものみの塔誌を送ってくれてありがとう。

 

これを読んでいよいよ終わりが近い事を確信し、

悔い改めてエホバに戻る事を決意しましたが、

 

ツボカレンダーの

バビロンの写真を見ているうちに

悪霊の影響を受けてしまい

やはりこのまま

山羊として生きて行こうと思い直しました。

 

期待に沿えなくて

ごめんなさい。

 

新しい年がお母さんにとって

実り多い一年となることを願っています。

 

2021年 元旦

プー子より