1-1.現在「コンテンツ」という言葉に含まれる3つのもの
現在のマーケティング業界で「コンテンツ」という言葉が使われる時、その言葉の中に以下の3つが混同されている。
「コンテンツ」という言葉に含まれている3つのもの
良質なコンテンツ それを見た人の生活に役立つ正しい知識やノウハウを提供するもの。その人の生活にとって確実にプラスになる。弊社では「コンテンツ」という言葉は、ここを指して使うようにしている。
低品質な「コンテンツ」 それを見た人の生活にとってプラスにもマイナスにもならないもの。
悪質な「コンテンツ」 自社の販売活動につなげるために、歪曲された知識やノウハウを提供するもの。多くの場合、それを見た人の生活にとってプラスにならないどころかマイナスになる。
残念なことに、今までの(今でも?)マーケティング業界では「コンテンツ」という言葉のほとんどが後者の2つを指している。
例えば、「○○するだけで劇的なダイエット効果がある!」というような過度に誇張され、「苦労なく良い思いをしたい。」「運良く利益を得たい」という射幸心を煽る情報は、あらゆるメディアで毎日発信されている。このような歪曲された知識は、ほとんどの場合、それによって儲けを得ようとする事業者が発信している。一時期、家電業界で大流行したマイナスイオン製品などもその典型だ。
このような歪曲された情報を鵜呑みにしてしまった人は、生活の質が下がってしまう。
少し極端な表現だが、このように「いかに情報を操作してユーザーを洗脳し売り抜くか?」ばかり考えてきた企業は、今では、どこも利益の大幅な落ち込みに戦々恐々としているはずだ。本質的な価値を追求してこなかったのだから当たり前のことだ。
1-2.それぞれの「コンテンツ」が生まれるプロセス
マーケティングが、「社会全体にとって価値のある提供物を届けていくための活動(Definition of Marketing, AMA)」の中で利益を得るためのものである以上、このままで良い道理はない。
この問題を解決して、より存在価値のある企業になるために、まずはそれぞれのコンテンツが生まれるプロセスを、商品の開発過程を例にして把握しておくことが重要だ。
早速だが以下の表を見て欲しい。
