2023年12月の読書 | やさしい よかん ~ 日々のおぼえがきですが・・・

⚠️ネタバレ⚠️


12月の読書メーター
読んだ本の数:36
読んだページ数:2374




猫怪談 (竹書房文庫)猫怪談 (竹書房文庫)感想
猫の怪談をた~っぷり楽しめた。かわいいのに、猫って動物の中ではいちばん怪談がありそうなイメージだよね。辛い話もあった。
読了日:12月26日 著者:

黒木 あるじ,我妻 俊樹



わたしのいもうと (新編・絵本平和のために)わたしのいもうと (新編・絵本平和のために)感想
1987年の本なのに、最近出たのかと思える。当時から、子どものいじめをなんとかしようと本気になった大人がいたのに。今だになくならない。あとがきにもあるように、差別は戦争につながる。そして、今なお戦争が…。いったい、誰のせいなんだろう。
読了日:12月20日 著者:松谷 みよ子

あのときすきになったよ (教育画劇みんなのえほん)あのときすきになったよ (教育画劇みんなのえほん)感想
久しぶりに読んだが良い話。まりかちゃんみたいな子は、いじめのターゲットにされやすいのかもしれないが、この子は一味ちがう子だった。機転がきく。なかなかできることじゃない。見事だ。
読了日:12月20日 著者:薫 くみこ

アンジェロアンジェロ感想
無骨な壁塗り職人アンジェロとハトのシルビアの切なくも心温まる物語。アンジェロは人生の最後を飾るのにふさわしい素晴らしい仕事をした。のこされた者(シルビア)のためにも。こういう生き方って憧れる。
読了日:12月20日 著者:デビッド マコーレイ

ぶたばあちゃんぶたばあちゃん感想
子どもが読むには重すぎるかな。ばあちゃんが死ぬまで抱きしめていてあげるなんて、幼い孫娘には荷が重すぎるんじゃないのかな。この子、両親はいるんだろうか。心配になる。
読了日:12月18日 著者:マーガレット ワイルド

おばあちゃんといつもいっしょ (いのちのえほん)おばあちゃんといつもいっしょ (いのちのえほん)感想
看取りのお手本のような絵本。あまりに尊くて、こんなふうにしてやれなかった身としては読んでいて辛くなってくる。こんなに理想的に看取れる家族がどれくらいいるのだろう。コロナの影響で会うことすらできなかった者が読むには辛すぎた。
読了日:12月18日 著者:池見 宏子

おばあちゃんのくりきんとん (いのちの絵本シリーズ)おばあちゃんのくりきんとん (いのちの絵本シリーズ)感想
親から子へ、受け継ぐものがあるって、うらやましい。人というものは、だんだん衰え、この世での役目を終えて旅立って行くんだな。それは幸せなことかも知れない。継いでくれるものを遺していけたら、さらに素晴らしいこと。
読了日:12月18日 著者:山中 桃子

ピース・ブック The Peace Book (単行本絵本)ピース・ブック The Peace Book (単行本絵本)感想
平和って、こういうことだよね。およそ考えつく、あらゆるタイプの幸せが表現されている。みんなそれぞれ違う幸せを尊重し合ってこそ平和が訪れるんだね。
読了日:12月18日 著者:トッド・パール 

とうさんのあしのうえで (講談社の創作絵本)とうさんのあしのうえで (講談社の創作絵本)感想
コウテイペンギンの子育てについて、易しい言葉で物語っている。ただ、ひな鳥を”ぼうや“と呼ぶのが気になった。オスが生まれたという設定なのだろうか。メスが生まれたのだとしたら、何と呼ぶのだろう。
読了日:12月18日 著者:いもと ようこ 

BLACK JACK 16 (秋田文庫 1-82)BLACK JACK 16 (秋田文庫 1-82)感想
「アナフィラキシー」戦争で何人殺したかを自慢する人って、本当にいたのかな。それはもう、その人が悪いのではなくて、世の中が悪いとしか言えない。こんなエピソードで改心するのは結局働きバチレベルの人だろうな。「失われた青春」怖いけどおもしろい話だった。「光る目」いい話だった。ワルの番長が渋々SF読んで星新一に目覚めるって嬉しくなる。「猫上家の人々」こんなドロドロもあるんだ…「腫瘍狩り」正しさとは何か。権威ある医師にこそ読んでほしい。「裏目」人種差別に対する考えもさすが。「過ぎ去りし一瞬」戦争はやめられないのかな
読了日:12月15日 著者:手塚 治虫

あいしているから (児童図書館・絵本の部屋)あいしているから (児童図書館・絵本の部屋)感想
愛について考えさせられた。愛しているから放したくない。しかしそれが相手にとって本当に幸せなことなのか。本当に愛しているならどうすべきか。いい絵本なのに、私はこの妙に人間っぽい大きなモグラの手がグロテスクに見えてしまって…。
読了日:12月13日 著者:マージョリー ニューマン

おいしいおとって どんなおと? (ともだちだいすき)おいしいおとって どんなおと? (ともだちだいすき)感想
調理している所を見ただけで、そう簡単に何でも食べる子になるようなことはないだろうけど、出来上がった食品だけを見せるのではなく、作っている所、この作品では触れられていないが素材を作るところから見せるのは大事なことだと思う。
読了日:12月13日 著者:

ぶんぶくちゃがま (LLブック)ぶんぶくちゃがま (LLブック)感想
文字を読み取るのが苦手な人でも、絵文字のカナがふってあるので楽しめる。シンプルな物語に表情豊かな絵。こういう本、増えるといい。
読了日:12月12日 著者:あかぎ かんこ

ホーム スイート ホラー (ホラーセレクション 6)ホーム スイート ホラー (ホラーセレクション 6)感想
坂田靖子さんのマンガ『珍犬デュカスのミステリー』読んだことなかったが掲載されていた「予知夢」がおもしろかったので読みたくなった。ロアルド・ダール「遊び相手」さびしい子をなぐさめるために出てきた幽霊。エバートンの最後の言葉にえー!なんで!?となった。この作品が掲載『ロアルド・ダールの幽霊物語』も読みたい。ブラッドベリの「びっくり箱」は私にはよく意味が理解できなかった。
読了日:12月11日 著者:坂田 靖子

遠い唇 北村薫自選 日常の謎作品集 (角川文庫)遠い唇 北村薫自選 日常の謎作品集 (角川文庫)感想
北村薫さん、まだ読んだ作品は『鷺と雪』と覆面作家シリーズだけなのだが、どれもおもしろかった。この作品集もどれもおもしろく、うまいなぁ。と。次はどれを読もうかと迷ってしまう。
読了日:12月10日 著者:北村 薫

クリスマスのはじまりクリスマスのはじまり感想
とてもきれいな絵。イエスの誕生を、聖書に基づいてしっかり描いている。子どもが読むには少し難しいかも。神は何でもできる。
読了日:12月08日 著者:レイチェル ビリントン

てのひら怪談 ずっとトモダチ (ポプラキミノベル あー 05ー03)てのひら怪談 ずっとトモダチ (ポプラキミノベル あー 05ー03)感想
このシリーズ、かわいいイラストがいっぱいついていて、児童書なのに、しっかり怖い。この巻も容赦なく怖った。例によって、こわがりな私は怪談は読んだだけで思い返さないようにしているので詳しい感想は書かないが、気に入った作品にはる付箋もたくさんついているし楽しめた。
読了日:12月07日 著者:石崎 洋司,黒木 あるじ,神戸 遥真,佐東 みどり,篠 たまき,藤 ダリオ,令丈 ヒロ子,恒川 光太郎/藤野 可織/芦花公園

としょかんライオン (海外秀作絵本 17)としょかんライオン (海外秀作絵本 17)感想
とてもいい絵本でした。ほわっとした温かみのある絵が素敵なお話にぴったり。きまりは大事。でも臨機応変の大切さを教えてくれます。何のためのきまりか。いろいろ考えさせられました。このライオンさん大好き。
読了日:12月06日 著者:ミシェル ヌードセン

とんでもないとんでもない感想
おまけまでおもしろかった。素朴な疑問…。クジラは人間っぽく描けないんだね。水着着てるクジラなんて、やっぱり絵ならないのかな。
読了日:12月06日 著者:鈴木 のりたけ

おたまじゃくしの 101ちゃん (かこさとし おはなしのほん( 6))おたまじゃくしの 101ちゃん (かこさとし おはなしのほん( 6))感想
まだ、お父さんは出番がなかった。ここから小学生になれたのが84ひき。生きていくのは大変。
読了日:12月05日 著者:加古 里子

おたまじゃくしの しょうがっこう (かこさとしおはなしのほん)おたまじゃくしの しょうがっこう (かこさとしおはなしのほん)感想
ほのぼのと懐かしい気持ちにさせられる絵本。結局、中学生になった四足おたまじゃくしの絵本は作られなかったのだろうか。
読了日:12月05日 著者:かこ さとし

どろぼう がっこう (かこさとし おはなしのほん( 4))
どろぼう がっこう (かこさとし おはなしのほん( 4))感想
おもしろかった。最後までずっこけたどろぼうたちでした。
読了日:12月05日 著者:加古 里子

か わ (こどものとも絵本)か わ (こどものとも絵本)感想
半世紀以上前に出た本であり、古風な表紙なので、今の子どもがよろこんで手にする本とは残念ながら言えないが、とても素晴らしい本。山の中の川のはじまりから、海へ出るまでの様子を正確な絵と文でわかりやすく表現されている。木材をいかだを使って運んだとか、牛や馬で耕すとか、今や歴史的事実の記録としても読める。
読了日:12月05日 著者:加古 里子

ぼくのトイレ 【4歳 5歳からの絵本】 (わたしのえほん)ぼくのトイレ 【4歳 5歳からの絵本】 (わたしのえほん)感想
トイレというだけで子どもはおおよろこびだろう。空想して、いろいろ編み出すのは素晴らしいこと。
読了日:12月05日 著者:鈴木 のりたけ

どうぞのいす (【2歳・3歳・4歳の絵本】)どうぞのいす (【2歳・3歳・4歳の絵本】)感想
久しぶりに読んだ。ホッとする絵本。絵もかわいい。こういう世の中であってほしい。
読了日:12月05日 著者:香山 美子

よしよしよしおさん (ポプラ社の絵本 84)よしよしよしおさん (ポプラ社の絵本 84)感想
現代の傑作ナンセンス絵本だろうか。私はついていけなかった。たとえ善意であったとしても、むやみに他人触れてはいけないのではないだろうか。知らないおじさんからよしよしされるなんて恐怖でしかない。
読了日:12月05日 著者:おおの たろう

はははのはなし (かがくのとも絵本)はははのはなし (かがくのとも絵本)感想
古い本なのに、古くなっていない。歯の大切さが分かりやすく描かれている。
読了日:12月05日 著者:加古 里子

サン・サン・サンタ ひみつきち (MOEのえほん)サン・サン・サンタ ひみつきち (MOEのえほん)感想
かこさんは、子どもを大切に思って絵本作りをした人だなとつくづく思う。廃品を利用してステキなおもちゃに作り替えてしまうサンタたち。雪と氷の世界で、トナカイ型ロケット。パラシュート…なんて自由な発想。細かい絵でも楽しませてくれるかこさんだが、このおもちゃたち、今の子どもが見てもトキメクだろうか。
読了日:12月05日 著者:かこ さとし

おたすけこびとおたすけこびと感想
こんなこびとさんがいたらいいな。重機が精巧に描かれているので、車好きの子も満足するだろう。山形の日本一の芋煮会のようだ。食べる物ができるまでの絵本って、幸せ気分になれる。
読了日:12月04日 著者:なかがわ ちひろ

ぼくんちカレーライスぼくんちカレーライス感想
カレー食べたい~って、不思議と伝染するんだよね。背景の書きこみがおもしろい。そろばんだんごだの、のりのりせんべいだの…。街の人みんながふっくらと健康的なのもいい。ここのパパ、社交ダンスの先生っていうのはかっこいいけど、やっぱり食事を作るのはママなんだな。これが普通なのだと、すりこまれはしないだろうか。
読了日:12月04日 著者:つちだ のぶこ

サラダでげんき (こどものとも傑作集)サラダでげんき (こどものとも傑作集)感想
タイトル通り、元気になれる絵本。りっちゃんのやさしい心がすてき。「おしえてくれてありがとう」という言葉がすてき。野菜を切る音や会話が楽しく、声に出して読み聞かせたい絵本。表紙の絵はお手伝いをしている所だろうか。シロクマからの手紙のページなど、さすがたな、と思う。
読了日:12月04日 著者:角野 栄子

バムとケロのにちようびバムとケロのにちようび感想
息子たちが小さい頃楽しんだシリーズ。久しぶりで読んだがやはりおもしろい。バムとケロというキャラもいいが、背景もかわいくてユーモラス。楽しい気分になれる。
読了日:12月04日 著者:島田 ゆか

せかいいち おいしいスープ (大型絵本)せかいいち おいしいスープ (大型絵本)感想
似たような昔話やそれを元にした絵本はいろいろあるが、これはおもしろい。三人の兵士はかしこいが、村人たちの人の良さにも感動させられる。
読了日:12月04日 著者:マーシャ・ブラウン

たべて うんこして ねるたべて うんこして ねる感想
ほぼ、タイトルの言葉の繰り返し。動物が生きて行く上で排泄は大切なことだけど。おいしそうな食べ物も、だんだんまずそうに見えてくる。やはりおいしく食べるために、食事の時のタブーって大切だと思うのだが。
読了日:12月04日 著者:はらぺこめがね

四捨五入殺人事件 (中公文庫)四捨五入殺人事件 (中公文庫)感想
おもしろかった。初出1975年。今から実に半世紀近く前。確かに所々古さや懐かしさを感じる。しかし、農業問題、過疎化、権力や権威に対する考え方が少しも古くなっていない。いかに私達が、大事な問題に真剣に向き合わず、権力や権威に疑問も持たず異議も示さず巻かれてきたか。当時読んでいたら、目からウロコだったのかもしれない。今読むと著者の鋭さに改めて驚かされる。意表を突く結末の推理小説で楽しませながら社会問題について考えさせる手法はさすがた。
読了日:12月03日 著者:井上 ひさし

シロナガスクジラシロナガスクジラ感想
“ぼく”がよみはじめた本は…。ちょっとファンタジックなタッチではじまるが、シロナガスクジラについての科学絵本。大きさや生態がとてもわかりやすく表現されている。クジラを守りたい。自然を守りたいという気持ちにさせられる。
読了日:12月01日 著者:ジェニ デズモンド

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