7月の読書 | やさしい よかん ~ 日々のおぼえがきですが・・・
"7月の読書メーター
読んだ本の数:33
読んだページ数:1773


らんちう (双葉文庫)らんちう (双葉文庫)感想
また別の私の知らない世界を見せてくれた。そして、いろいろ考えさせられた。いきなりのむごたらしい殺人場面は私にとってかなりキツかったが赤松さんの作品だから読んだ。読んでよかった。「お勉強しないとあんな風になるのよ」私もそう言われて育った。実際、それが怖くて勉強した。自分が親になった時、つくづくおかしいことだと思ったが、自分の子どもにもそれに近いようなことは言ってしまったような気がする。そしてこの物語の軸になっている自己啓発セミナー。私も若い頃、経営が苦しくなった会社で受けさせられた。その気持ち悪さが蘇った。
読了日:07月28日 著者:

赤松 利市


ぞくぞく村の魔法少女カルメラ (ぞくぞく村のおばけシリーズ)ぞくぞく村の魔法少女カルメラ (ぞくぞく村のおばけシリーズ)感想
昔、息子たちと楽しんだ大好きなシリーズ。やっぱりおもしろい。“悪人”がいないから安心して読める。オバタンは本当に頼りになるいい人(魔女)だし、グー、スー、ピーはすごくかわいいし。愛すべきキャラたちが繰り広げる物語、本当に良い。
読了日:07月26日 著者:末吉 暁子

ホームランを打ったことのない君にホームランを打ったことのない君に感想
集平さん、大好きな作家さんなのだが、野球には興味がないのでこの作品は手に取らなかった。さすが集平さん。良い絵本だった。仙ちゃんがかっこいい。簡単にあきらめないで、気の済むまでやってみることって大切。こういうタッチの絵も良い。
読了日:07月26日 著者:長谷川 集平

はっぴーなっつはっぴーなっつ感想
かわいくて、おしゃれな絵本。荒井さんのこういう所、好き。のんびりのんびりいそがしく。当たり前の四季の移り変わりを全身で楽しむ感じ。はっぴーになれる。
読了日:07月26日 著者:荒井 良二

おにいちゃんだから (えほんのもり)おにいちゃんだから (えほんのもり)感想
「おにいちゃんだから我慢しなさい」って叱り方する親、今でもいるのかな?ちょっと懐かしい感じがした。
読了日:07月26日 著者:福田 岩緒

ぶつくさモンクターレさん 【4歳 5歳からの絵本】 (PHPわたしのえほん)ぶつくさモンクターレさん 【4歳 5歳からの絵本】 (PHPわたしのえほん)感想
ひっぱって、ひっぱって、そういうオチですか、って感じ。期待が大きくなっていく分、ちょっと弱い感じがする。“おくさん”と言う言葉や、夫は妻を“おまえ”と呼び妻は夫を“あなた”と呼ぶなど、これからの子どもたちに、古い夫婦関係を刷り込みはしないかと心配になる。2011年刊
読了日:07月26日 著者:サトシン

なぞなぞのみせ (なぞなぞえほん)なぞなぞのみせ (なぞなぞえほん)感想
石津さんだから期待して読んだけど、何でこれがこのお店にあるの?という不自然なものや、ちょっと無理やりなものもあった。なぞなぞを作るのって、大変なんだろうな。
読了日:07月25日 著者:石津 ちひろ

はらっぱ 戦争・大空襲・戦後…いま (童心社の絵本)はらっぱ 戦争・大空襲・戦後…いま (童心社の絵本)感想
ものすごくいい絵本。はらっぱを中心とした同じ場所の、1934年から60年間の移り変わりを克明に描いた絵本。建物や貼り紙、人々の様子など、隅から隅までじっくり見入ってしまう。戦前、戦中、戦後と、こんな風に変わったんだな…。1997年刊。もう四半世紀が経つ。西村さんの絵で、最後のページを更新してほしい。
読了日:07月25日 著者:神戸 光男

お蚕さんから糸と綿とお蚕さんから糸と綿と感想
良い絵本だった。知らないことがいっぱいあった。だいたい、“真綿”が何なのかも知らずに生きてきた。お蚕さん、すごい。自分が育つために繭を作っているのに、人間ってなんて残酷なんだろう、と思わなくもないが、なんて賢いんだろうとも思った。その影には人間の、特に女性たちの苦労もあったんだろうな。
読了日:07月25日 著者:大西 暢夫

エッフェルとうのあしおと (えほん・こどもとともに)エッフェルとうのあしおと (えほん・こどもとともに)感想
絵の雰囲気とぴった優しいいい話
読了日:07月24日 著者:前川 康男

ええたま いっちょう! (えほんのぼうけん)ええたま いっちょう! (えほんのぼうけん)感想
警察官という職業のPR本のような所が気になったが、いい話だった。
読了日:07月24日 著者:くすのき しげのり

ミヨちゃんの笛 (原爆絵本シリーズ)
ミヨちゃんの笛 (原爆絵本シリーズ)感想
これもご家族みんなが被爆した人の作品。体験した人に意見するのもどうかと思うが、絵が今ひとつ。サルが人みたいに見えて違和感があるし、被爆して逃げる時こんなにきれいだったのだろうか。体験した人だからこそ描けないというのもあるのだろうか。それになにより「まっ黒に焼けた銀の笛」がきれいなのだ。しかも普通に吹けるらしい。本当なのだろうか。「びっこ」という言葉も使われている。あまり読み継がれてほしいと思えない絵本だった。
読了日:07月21日 著者:

怪談レストラン(21)たたりじゃレストラン[図書館版] (怪談レストラン[図書館版])怪談レストラン(21)たたりじゃレストラン[図書館版] (怪談レストラン[図書館版])感想
「たたり」をキーワードに集められた怪談。動物のたたりが多かった。日本のものや海外のものなど、古くから伝えられている話。なぜ、たたられるのか。大事なことを教えてくれる。ショッキングなのは「カワイイコ」。爪切りでパチンって…。可哀想すぎる。
読了日:07月21日 著者:

魂手形 三島屋変調百物語七之続 (角川文庫)魂手形 三島屋変調百物語七之続 (角川文庫)感想
おもしろかった。宮部みゆきさん、ちゃんと読んだことがなかったのだが、東雅夫さんが解説なので読んでみた。ちょっと怖い所があって、でも人情味があって安心して読める。人物も魅力的。このシリーズ、最初に遡って読みたい。
読了日:07月20日 著者:宮部 みゆき

もしも日本人がみんな米つぶだったら (講談社の創作絵本)もしも日本人がみんな米つぶだったら (講談社の創作絵本)感想
お茶碗1杯分が4千粒。よく数えたものだ。100万粒で20kg。確かに人口など大きな数を比べるのに便利だ。しかし、“日本の心を守るため”に米を食べてくれというのはいかがなものか。
読了日:07月19日 著者:山口 タオ

とうちゃんの涙 (原爆絵本シリーズ)とうちゃんの涙 (原爆絵本シリーズ)感想
「その後、時がたち/学校園には野菜が/大きく育ちました。/だが、子どもたちが、校庭をほると、/小さな人の骨が、/数多く出てきました。」こんなことがあったなんて知らなかった。このシリーズは素人っぽい作品が多いが、体験者が描いた本であり貴重だ。
読了日:07月19日 著者:

もえたじゃがいも (原爆絵本シリーズ)もえたじゃがいも (原爆絵本シリーズ)感想
一年にいちどの「やせがまんの日」が…。やせがまんという言葉が適切なのかどうかは気になるが、深い意味が込められているのだと思う。うさぎのシロが生まれたときのエピソードは必要なかったのではないかと思う。
読了日:07月18日 著者:

ないしょのゆきだるま (あかね創作えほん)ないしょのゆきだるま (あかね創作えほん)感想
いいお話でした。絵もすごくいい。ぼくとおとうさんで雪だるま作るシーン、いいなぁ。
読了日:07月12日 著者:角野 栄子

はしれ!ウリくん (新しいえほん)はしれ!ウリくん (新しいえほん)感想
最後までがんばることは大事なんだろうな、やっぱり。
読了日:07月12日 著者:きむら ゆういち

ないしょのオリンピックないしょのオリンピック感想
楽しい絵本。こんなオリンピックなら大賛成。みんなが楽しくなるお祭りってすてき。
読了日:07月12日 著者:もとした いづみ

ヒロクンとエンコウさん (原爆絵本シリーズ)ヒロクンとエンコウさん (原爆絵本シリーズ)感想
広島に伝わる「エンコウ」伝説と絡めた原爆絵本。子どもへのメッセージとしてソフトに表現したのだろうか、SF仕立てになっている。戦争は原爆は現実にあった過ちであり、決してSFではない。こういう表現はどうなんだろう。
読了日:07月12日 著者:

りゅうぐうのおよめさん (むかしむかし絵本 6)りゅうぐうのおよめさん (むかしむかし絵本 6)感想
さすが松谷さん。古い絵本だが、昔話の何が大切でどこがおもしろいのかが伝わる本になっている。ただ、巻末の、子どもたちによる討論が時代を感じさせる。資料として大人が読むならよいが、読み継がれるのには、今を生きる子どもに合うような討論と差し替えした方がよいのではないか。
読了日:07月10日 著者:松谷 みよ子

みどりバアバ (童心社のおはなしえほん)みどりバアバ (童心社のおはなしえほん)感想
身近な人の死についてしっかり描かれている。
読了日:07月10日 著者:ねじめ 正一

つぎはわたしのばんつぎはわたしのばん感想
読後「?」でいっぱいになった。むやみに注射の怖さを煽り、なぜ注射をしなければならないのかにはいっさい触れていない。医師の、みみちゃんに対する「かわいいこだねぇ~」という発言にも問題あり。何が言いたいのかわからない。
読了日:07月10日 著者:いもとようこ

ミンケパットさんと小鳥たちミンケパットさんと小鳥たち感想
落ち着いた色調のやさしい絵が物語とマッチ。小鳥たちとの音楽会、なんてすてき。なかなか他人には理解されない。しかし、温かいラストでよかった。
読了日:07月07日 著者:ウルスラ ジェナジーノ

みみずくとおじいさんみみずくとおじいさん感想
“なかよくすれば なんでも うまくいくけれど、けんかを してちゃ だめだよね”意地を張らずに協力するのがいいね。でもそれはなかなか難しい。気づいたら、大事に至る前にあやまること。許すのも大事。そんなことを教えてくれる本。
読了日:07月05日 著者:ビアンキ,松谷 さやか

まんいんでんしゃ (月刊こどものとも 1993年7月号)まんいんでんしゃ (月刊こどものとも 1993年7月号)感想
夏休みの日曜日。どうぶつたちの国でも、みんなお出かけ。まんいんでんしゃの中は大変なことに。そこで一両連結するおおらかさ。これから楽しいことがはじまりそう。子どもの創作意欲をかき立てる絵本。
読了日:07月05日 著者:わたなべしげお

サディがいるよ (世界傑作絵本シリーズ)サディがいるよ (世界傑作絵本シリーズ)感想
絵のセンスがとてもいい。子どもらしい空想の世界へ自然に入って遊ぶことができる。子どもの頃、普通にできていたことが大人になっても持っていられる人は少ないだろう。才能と言ってもいいかもしれない。いい絵本だった。
読了日:07月03日 著者:サラ・オレアリー 

あなふさぎのジグモンタ (仕事・結婚式・感想文【3歳・4歳・5歳からの絵本】)あなふさぎのジグモンタ (仕事・結婚式・感想文【3歳・4歳・5歳からの絵本】)感想
ジグモの性質を生かした物語になっている。穴をふさいで大切に着ることは、捨てて新しい物を買うより手間がかかる。でも、温かみはある。切ない。簡単に捨ててしまわない気持ち、大切にしたい。
読了日:07月03日 著者:とみながまい

みんなで りょこうにいきました (おばあちゃん だいすき)みんなで りょこうにいきました (おばあちゃん だいすき)感想
楽しさあふれる絵本。特におばあちゃんのはしゃぎようは、切なくなってくる。絵もやわらかく、おしゃれでステキ。ただ写真事情がこうも変わってしまっては、今の子どもには入れないかも。フィルムの写真、知ってる子いるのだろうか。
読了日:07月03日 著者:いせ ひでこ

はやくかぜなおってね (くりのきえんのおともだち 3)はやくかぜなおってね (くりのきえんのおともだち 3)感想
優しい話のように見えるが、何かちがうような気がする。
読了日:07月03日 著者: