再びオオワシに会いに出かけました。見える範囲にいません。小一時間待っていると、私を撮ってくださいなとジョウビタキのメスが飛んできて、長くモデルをしてくれました。ベニマシコやシロハラも出てきました。「ミサゴも飛ばないねえ。」みんな、ミサゴが出てくるのを待っています。ミサゴが撮った魚をオオワシが横取りするかもしれません。
「おっ、クマタカじゃ。」という声に慌ててカメラを構えましたが、すぐに山の向こうに隠れました。残念、クマタカを撮りたかったあ・・・。
3時間ほど待って、やっとオオタカが姿を現しました。山の上を飛んでいます、遠いです。「近くに来い、近くに来い、前回のように近くで舞え。」
願いかなわず、山の中の木に止まりました。肉眼では確認できないほどの距離です、皆さんに場所を教わって、やっとカメラでとらえました。
「こりぁあ枝かぶりなんてもんじゃないのう、幹かぶりじゃぁ。」
「あっ、黄色いくちばしが見えるよ。」
「黄色い足も見える、足を投げ出して座っているように見えるよ…。」
「かわいいねえ。」 かわいくても、遠いい。
「おっ、ウンチを飛ばしたぞ、飛ぶぞ。」
飛びました。対岸の山の中に下りました。今度は肉眼では全く確認できない距離です。スコープなら確認できます。場所を教わりましたが、私のカメラでは観察できませんでした。しばらくすると、また、飛びました。少し近くなりましたが、逆光で、私は居場所が確認できませんでした。でも、ミサゴが魚をとったらオオワシからは確認できる場所のようです。みんなでミサゴがやってくるのを待ちます。
ミサゴが飛んできました。旋回して魚を探しています。ホバリングを始めました。飛び込みました。捕れていません。もう一度飛び込みました。今度は魚をゲットしています。あら、山の向こうに行ってしまいました。オオワシはやってきません。
別のミサゴがやってきました。「それっ、飛び込め。」「へたくそじゃのう、逃がしたんかい。」「がんばれ、がんばれ。」ミサゴの応援団です。結局魚をとらずいなくなりました。
オオワシは羽繕いなどをして、ゆったりしていたそうです。それから小一時間待ちましたが、オオワシに動きなし、撤収の時間です。
冬の穏やかな一日を、ダム湖のそばで、緩やかに過ごしました。