8月10日(水)
 
 日本で活躍した韓国人演歌歌手の桂銀淑(55歳)に実刑判決が下った。

 韓国の最高裁は、桂銀姫被告の上告を退け、麻薬類管理法違反と詐欺罪で懲役1年2カ月、追徴金80万ウォンの刑を宣告した。一審の1年6カ月から、4カ月減刑されたが、実刑は免れず、収監されることが確定した。

 桂銀姫は、麻薬使用で有罪判決を受け、日本から追放(強制退去)されてからは老いた母親の面倒を見なければならないこともあって半ば隠遁生活をしていた。韓国では仕事もなく、借金にも追われ、随分とお金に困っていた。3年前に高級車ポルシェのリース契約をめぐり詐欺で訴えられていた。

 それでも、一昨年6月、歌手、ASKA(飛鳥)の覚醒剤事件絡みで日本のテレビのインタビューに応じ、覚醒剤に警鐘を鳴らすコメントをしていたこともあって、覚醒剤にはもう手を染めてないものと思っていた。

 彼女のカムバックを手助けしようと思っていただけに残念だ。あのハスキーな声はもう2度と聴けないだろう。