4月1日(金)

 核安全サミットを前に日米韓首脳会談及び米中首脳会談が行われた。注目の北朝鮮の核やミサイル問題では国連制裁決議「2270」を履行することが北朝鮮の非核化に繋がるとの認識の下、北朝鮮の非核化に向けて共闘することで意見の一致を見た。

 会談をリードした朴大統領は日米首脳との共同記者会見で「最も重要なことは決議を徹底的に履行することで北朝鮮に核放棄しなければ生存できないことを気付かせることだ」と述べていたが、言うなれば、核放棄しなければ、金正恩体制を生存させない、存続させないと言っていることに等しい。

 さらに、「国際社会は北朝鮮の挑発を決して座視しないし、仮に北朝鮮が再び挑発を行えば、北朝鮮はより強力な制裁と孤立に直面するほかないことをもう一度警告しておく」と力を込めて語っていた。

 これに北朝鮮はどう反応するのだろう?この警告に耳を貸すのだろうか?

 北朝鮮もまた、昨日、外務省代弁人声明で「米国が我々の最高利益と自主権を少しでも侵害するな直ちに核武力を含むすべての手段を動員して、無慈悲な懲罰を加える」と警告していた。ここで言う「最高利益」と「自主権」とは「衛星」(ミサイル開発)と核開発を指す。ということは、おかまいなしに核実験もミサイル発射も継続するということのようだ。

 後は、いつやるかだ。それが問題だ。