3月29日(火)
 
 「韓国発情報」は「当たるも八卦当たらぬも八卦が」多すぎる。裏も、確証も取らず、そのまま流すからだ。これも、性急な国民性のせいかも。

 昨日の韓国の大手紙「朝鮮日報」は金正恩第一書記の実妹の、金与正(キム・ヨジョン)党副部長の夫は、「平壌の大学教授か、科学者との情報がある」と報じていた。確か、2週間前に韓国メディアは、統一戦略研所のチョン・ソンジャン室長がもたらした「与正の夫は、崔龍海党書記の次男」との情報を一斉に流していたはずだ。

 チョン室長は、崔書記が昨年10月からカ月ばかり公式の場から姿を消したことについても「長男が韓国のドラマを密かに視聴していたことが国家安全保衛部に発覚したことで責任を感じ、息子ととともに地方で『革命家教育』を受けていたから」と自信満々に発言していた。

 この情報は、日本でも報じられ、ほぼ既成事実化していた。

 ところが、この情報についても、昨日、北朝鮮戦略センターのカン・チョルファン(脱北者)所長が「崔が消息不明になったのは、不正腐敗を働いた長女と共に『革命家教育』を受けていたからだ」と対北朝鮮心理媒体である「自由アジア放送」とのインタビューで語っていた。

 問題を起こしたのは、長男ではなく、長女という類の話と言えば、それまでだが、
一体、どっちが本当なのだろう?