3月28日(月)

 週末は、関西の番組に出演し、朝鮮半島の情勢について語ってきた。

 前回このブログで「脅しには脅しで、訓練には訓練でというところで、事なき終えているが、いつまでこの脅し会いが続くのだろう?」と書いたが、これはまだ序の口で、これから本当の危機を迎えるかもしれないと、番組では語った。

 北朝鮮が一昨日、米韓連合軍が北朝鮮首脳部を標的にした軍事訓練を行ったことを朴槿恵大統領が謝罪しなければ、またその責任者を「公開処刑」にしなければ「軍事行動に移る」と「最後通牒」を出しているものの、この最後通牒から切迫したものは感じられない。まだ脅しの段階に過ぎないとみている。なぜかというと、期限が設けられてないからだ。

 ちなみに昨年8月の砲撃事件では北朝鮮は「48時間以内に拡声器放送を止め、撤去しなければ軍事行動に移る」との期限を切って、最後通牒を行っていた。

 本当の危機は、これから訪れるのでは?

 北朝鮮が5度目の核実験に踏み切るのか、米軍が演習に核搭載可能なステルス戦略爆撃機「B-2」を投入するのか、それに対抗して北朝鮮が東海岸基地に中距離弾道ミサイルを配備するのか、この時こそが危険だ。