3月16日(水)

 最近は、早朝に北朝鮮から核やミサイル関連のニュースが飛び込んでくるので正直目覚めが悪い。幸い今朝は、北朝鮮は静かだったようだ。いつもこうあって欲しいものだ。

 昨日の、金正恩第一書記の「早い時期に核弾頭爆破実験と核弾頭装着可能な弾道ロケット試験発射を断行する」との発言に韓国外務省報道官が「新たな挑発を強行すれば、耐えられないほどの国際社会の制裁に直面するだろう」と述べていた。

 おかしなことを言うものだ。確か、国連安保理は3月3日に「過去最強の制裁」を採択したばかりではないか。韓国政府自らが「北朝鮮はこの程度の制裁には耐えられる」と言っているようなものだ。

 それともう一つ、韓国政府の対応の矛盾点を指摘したい。6日前に行われた射程500kmの単距離スカッドミサイルの発射実験は「海外侵略武力が投入される敵(韓国)地域の港などに打撃を与えることを仮想し、目標地域の設定された高度で核弾頭を爆発させる射撃方法で行われた」と北朝鮮は公言している。

 韓国政府も軍も、北朝鮮が兆発すれば、容赦なく報復するとか、懲罰するとか、場合によれば先制攻撃も辞さないと威嚇していた。今行っている米韓合同演習はまさにそれに備えたもののはず。北朝鮮が韓国を攻撃対象とした核爆破実験を行ったのに手を出せないとはどう理解すればよいのか。

 金正恩政権が言いたい放題、好き勝手にやれるのは「朴槿恵政権には所詮そんな度胸がない」と侮っているからではないだろうか。

 今日は、前述の金第一書記の発言関連でTVでコメントすることになっている。