
なつかしき昭和の小学校。 いまはなき「もの」「こと」がたくさんありました。 この本は、「昭和B級文化研究家」の串間努さんが、ご自身の記憶・綿密な取材・多くの方々へのアンケートなどをまとめて、歴史に埋もれようとする昭和時代の小学校のあれこれに光をあてた労作です。 私自身は小学校に上がったのは平成になってからなので、昭和の小学校は知らないのですが、「なつかしい」と思う話がいくつもありました。 なぜか禁止されていたシャープペン。 そういえば「複十字シール」ってあったなあ。 たのしみだった冷凍みかん。 様々な学用品の起源についても調査されているのですが、わずか数十年前のことであっても調べるのに相当な困難がともなっています。地道な取材の積み重ねから、少しずつ明らかになっていく。その過程も読んでいて楽しいです。 本書は1996年に小学館から発行された単行本の大増補版で、「ものへん」と「ことへん」の2冊からなっています。 神保町の東京堂書店ふくろう店にて購入。