
きょうは、 東北歴史博物館で開催された、宮城県考古学会研究発表会にいってきました。 震災復興関係の特集発表が5本と、その他の研究発表が3本あったほか、会場入口での県内産黒曜石に関する展示・レクチャーがありました。 ●特集『東日本大震災から復興に向けて』 「雲仙・普賢岳噴火災害から20年を経た知見」 鹿又喜隆 氏 「被災ミュージアム再興事業について」 小谷竜介 氏 「宮城県被災文化財等保全連絡会議について」 佐藤憲幸 氏 「復興に伴う発掘調査を経験して」 阿部明彦 氏 ・ 小渕忠司 氏 ●研究発表 「陸奥国府周辺の須恵器生産」 櫻井友梓 氏 「多賀城と古代都城」 家原圭太 氏 「貞観地震復旧瓦生産における新羅人の関与について」 佐川正敏 氏 ●展示・レクチャー 「宮城県の黒曜石について」 佐々木繁喜 氏 このうち、最初の鹿又さんによる発表は、大規模災害から20年という時間が経過した段階で、地域の人々が災害に関連する遺構やモニュメントとどう向き合っているのかという報告で、いま被災地で行われている震災遺構をめぐる議論を考える上で非常に興味深い発表でした。 また、他県からの復興支援のための派遣職員である阿部さん(山形県)と小渕さん(岐阜県)の発表は、復興関連の発掘調査の実際の様子のかなり詳細な報告でした。発掘調査のやりかた(文化)の違いに対するとまどいや、調査の環境面での様々な問題点が語られました。