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きょうは、
宮城県の南部に位置する山元町で行われた、熊の作遺跡と向山遺跡の現地説明会に行ってきました。


熊の作遺跡と向山遺跡の発掘調査は、
東日本大震災で被災したJR常磐線の内陸移設計画にともない実施されています。

調査は宮城県教育委員会によるもので、
全国から派遣された発掘技術を持つ応援職員の方も参加されています。

上の写真は、熊の作遺跡の全景。
約2400平米が調査されています。
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熊の作遺跡では、大型の掘立柱建物跡や竪穴住居跡などが見つかりました。

平安時代前期(9世紀)の建物群で、
建物が大型であることや、通常は身分の高い人が身に着ける石製の帯飾り具が出土していることから、
この地域の有力者の居宅などであった可能性があります。

上の写真はその竪穴住居跡の一つ。
2つの建物跡が重複しており、大きい方は一辺約8mの規模があります。
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こちらは、熊の作遺跡から北に300mほどの場所にある向山遺跡です。
約900平米が調査されています。

向山遺跡の調査でも、平安時代前期(9世紀)の掘立柱建物跡や竪穴住居跡などが見つかっています。
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ただ、こちらの建物群は内部に鍛冶炉をもつものがいくつかあり、
鉄製品の工房エリアだったと考えられています。

上の写真で調査員の方が指し示しているのは、竪穴住居跡のカマド。
熱を受けた痕が赤く残っています。
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こちらは、遺物見学のコーナー。

奈良・平安時代の土師器や須恵器を中心に、各種の遺物が出土しています。

また、わずかですが、弥生時代の土器や石庖丁が出土しているのも興味をひかれます。
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こちらは、
新聞等でも報道され注目された墨書土器。

奈良時代の須恵器で、底部に「坂本願」と墨で書かれています。

調査員の方もおっしゃっていましたが、けっこう達筆で、文字を書き慣れた人の手によるものかもしれません。


【参考文献】
宮城県教育委員会 2013 「山元町 熊の作遺跡・向山遺跡現地説明会資料」