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きょうは、
多賀城市の東北歴史博物館で開催された、宮城県考古学会の研究発表会に参加してきました。

今回のテーマは、

「東日本大震災と考古学」

震災から3年を迎え、考古学的調査で新たに発見された宮城県内の地震痕跡・津波痕跡や、被災地における文化財の置かれた状況について報告が行われました。

報告は2つの特集で計6つありました。


【特集1】『宮城県における津波・地震痕跡の考古学的調査2 -新たな調査事例から』
 ●事例報告1 「仙台市荒井広瀬遺跡」 黒田智章(仙台市教育委員会)
   ⇒弥生時代の地震による地割れ跡・津波堆積物
 ●事例報告2 「岩沼市高大瀬遺跡」  川又隆央(岩沼市教育委員会)
   ⇒東日本大震災・慶長地震津波・貞観地震津波の3つの津波堆積物
 ●事例報告3 「山元町中筋遺跡」   山田隆博(山元町教育委員会)
   ⇒弥生時代の水田を覆う津波堆積物
 ●コメント・質疑   コメンテーター・松本秀明(東北学院大学)

【特集2】『被災3年を経た文化財をめぐる現状と課題』
 ●「被災3年を経た岩手県の文化財をめぐる現状と課題」 熊谷常正(岩手考古学会)
 ●「被災3年を経た宮城県の文化財をめぐる現状と課題」 藤沢 敦(宮城県考古学会
                             東日本大震災特別委員会)
 ●「被災3年を経た福島県の文化財をめぐる現状と課題」 玉川一郎(福島県考古学会)


いま、考古学では災害史が非常に注目をあつめています。
国内の様々な地域で、研究会・シンポジウム・企画展などが行われています。
これを、震災後のたんなる一過的なブームにするのではなく、われわれの生命や文明にかかわる重要な問題としてとらえ、継続して議論していくことが、被災地の考古学の研究団体として果たすべき役割なのだと思います。