宮城県の南端に位置する内陸の町、丸森町。
ここはかつて養蚕が盛んな地域でした。
養蚕の敵であるネズミを退治する猫は大切にされ、猫神として祀られ、幕末から昭和初期にかけて、その石碑が建てられています。
養蚕の行われていた地域では猫神の信仰が確認されている場所がいくつかあるそうですが、特に丸森町で数多く確認されています。
その猫神に関する石碑を扱った冊子を最近購入しました。
丸森町教育委員会 2012年発行 『丸森の猫神さま』(丸森町の文化財第32集)
町内に所在する57基の石碑や7基の石像についての解説と、写真・拓本が掲載されています。
折り込みで入っている猫神さまマップを見れば、実物も見て回れるようです。
丸森町の齋理屋敷で購入しました。