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きのうは、
松島町で行われた瑞巌寺境内遺跡の発掘調査現地説明会に行ってきました。

この発掘は、津波被害を受けた瑞巌寺参道の再生工事に伴うもので、江戸時代の参道の痕跡がみつかりました。

1枚目の写真、奥が本堂などがあるお寺の中心部です。

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近現代の参道の下からは、凝灰岩の石を敷いた状態が、部分的に何ヶ所かで確認されました。

その下からは、中世の板碑や陶磁器片を含む整地層がありました。

凝灰岩の石敷きの参道は、近現代の参道の下から見つかり、中世の遺物を含む土で整地された上に造られていることから、江戸時代に造られた参道であると考えられています。

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参道脇には、津波による塩害のため切り倒された杉の切株がありました。

すごい大きさです。

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こちらは、出土遺物の見学コーナー。

瀬戸や常滑などの中世陶器、輸入陶磁器、板碑などがありました。



【参考文献】
松島町教育委員会 2016 「瑞巌寺境内遺跡 瑞巌寺参道再生工事に伴う現地説明会資料」