
きょうは、 多賀城市の東北歴史博物館で開催された、 宮城県考古学会の中世考古学部会例会にいってきました。 中世考古学部会は長年活動休止状態だったのですが、 震災後の高台移転や土地区画整理にともなう中世関連遺跡の発掘調査が増加していることなどから、 約10年ぶりに活動が再開されることになりました。 活動再開は地元紙の河北新報7月1日朝刊でも報道され、 今回の例会は一般にも公開される形になりました。 当日は約30人が参加。 約半数が一般参加だったようです。 今回は吉井宏部会長(東北福祉大学教授)の挨拶の後、2本の発表がありました。 1.「栗原市花山地区の中世城館」佐藤信行氏(宮城県考古学会) 2.「最近の関東における中近世城館跡研究について」竹井英文氏(東北学院大学) 1本目の佐藤さんの発表は、地域の城館や中世関連資料に対し、丹念なフィールドワークを行った成果の報告。 2本目の竹井さんの発表は、関東の中世城郭研究の現状と課題、特に戦国大名系城郭論批判や「杉山城問題」を中心とした議論の紹介でした。 動き出したばかりの中世考古学部会。 竹井さんの発表でも指摘されていましたが、まずは基礎的なデータの集積が課題。 今後の活動に注目です。