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きょうは、府中市で行われた「武蔵国府関連遺跡現場説明会」に行ってきました。


場所は、東京都府中市本町一丁目14番。
JRの府中本町駅の東隣です。

現場に着くと、すごい人・人・人。

説明会の資料をもらうのにも列ができるほどです。
数百人ほどいたのでしょうか。


写真1:調査区北側、主に中世の遺構群。
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この遺跡は、武蔵国府関連遺跡という名前です。
国府(こくふ)は、奈良・平安時代に造られた地方の役所のことです。

調査地点は、この国府の中枢である国衙(こくが)の南西数百メートルの場所にあります。

多摩川左岸の台地が南側へやや張り出した場所に立地しており、南には多摩丘陵、南西にはかつて富士山が見えたそうです。

今回の調査では、
古代武蔵国府の時代の掘立柱建物群のほか、
徳川家康が鷹狩りのときに逗留した「府中御殿」に関係するとみられる遺構などが見つかっています。


写真2:調査区南側、主に古代の遺構群。
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今回の調査でもっとも注目されるのが、「コ」の字型に配置された古代の掘立柱建物群。

正殿・前殿・脇殿とみられる建物跡を含め、8世紀前半の掘立柱建物跡5棟が見つかっています。

配布された説明会資料では、「詳細は不明」とされていますが、国府につとめた上級役人である国司(こくし)の館ではないかというお話もありました。

写真は、正殿とみられる建物跡で、4間×5間で庇(ひさし)のつく掘立柱建物跡です。
ロープで囲ってある部分がそれです。
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こちらは前殿とみられる建物跡。
2間×6間の掘立柱建物跡。

遠いのでよくわかりません。
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こちらは脇殿とみられる建物跡。
3間×6間以上の掘立柱建物跡。

新しい時代の遺構によって、かなり壊されています。
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現地で掲示されていた航空写真のパネル。

上からみるとこんな感じです。
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こちらは、出土遺物の見学コーナーの様子。


今回の見学会では、某大学で一緒に授業を受けていたある人と1年ぶりほどでお会いしました。
某市に職員として就職され、いまは文化財担当になっているとの事。
発掘現場に出ているせいか真っ黒に日焼けしている顔が、たくましくなっていました。


【引用参考文献】
府中市教育委員会・共和開発株式会社 2010 「武蔵国府関連遺跡現場説明会 東京都府中市本町一丁目14番地(M88-17・M98-5地点)」(現地説明会資料)