
先日、千葉県の印旛郡栄町にある、竜角寺周辺の古代遺跡を歩きました。 最初は、上福田岩屋古墳。 JR成田線の下総松崎駅から歩いて約20分。 住宅に隣接して、細い道に面しているのでちょっとみつけにくい。 印旛沼北岸の台地上に百数十基の古墳が分布している竜角寺古墳群。 上福田岩屋古墳は竜角寺古墳群の東端に位置している「方墳」です。 (前方後円墳は鍵穴形なのに対して、方墳は上から見て正方形の古墳) 古墳は、一辺約32m、高さ約6mの規模。 二段築成で周溝などは不明です。 未調査なので正確な年代は不明ですが、7世紀代と見られています。

石室が露出しています。 主軸長2m・奥壁幅2.7m・壁高2.65mの横穴式石室です。 この古墳の石室の一番の特徴は、玄室と羨道がT字型につながった特殊な形にあります。 また、石室に用いられている石は、貝化石を多量に含む凝灰質砂岩です。 これをブロック状にした切石で石室が構築されています。

石室の入口から撮影。 この上福田岩屋古墳の石室は、中を見ることもできますし、入ることもできます。 中は真っ暗。ライトを持って来ればよかった。 思ったより狭い。 いまは冬だからいいけど、夏とかは絶対入りたくない。 虫とかいっぱいいるだろうから、虫嫌いの私には無理。

羨道部から石室天井を撮影。 斜めになっちゃってます。すみません。 石室天井は四面持ち送り式で、この写真ではちゃんと写ってませんが、天井は2枚の切石で構築されています。 石材に含まれる貝化石が良く見えます。

石室の北西隅。 綺麗に石材が積まれています。

石室内部から外を撮影。 見学後は、「お騒がせしました」と古墳に向かって手を合わせました。