
小田原城をじっくり見学すればよかったのですが、いよいよ雨が本格的になってきたので、箱根登山鉄道の入生田駅の近くにある神奈川県立生命の星・地球科学館に行きました。 この博物館については次回以降書きます。 博物館を見た後、まだまだ時間があったので、石垣山一夜城がここから近いらしいので、歩いていってみる事にしました。雨はやんでいました。 近い、といっても3kmもありますけど(しかも山道)。 それに気付いたのは半分ぐらい行ってから…。 途中の道沿いには、大きな石がゴロゴロしています。 ここは、早川石丁場群関白沢支群という遺跡。 江戸城の石垣に使われた石を切り出していた場所です。 近年発掘調査が行われ、石を切り出し、形を整え、運搬するという作業の様子が、出土した遺構や遺物から判明しています。 昨年の「発掘された日本列島」展でも紹介されていましたよね。 発掘調査はもう終了していますが、現在でも道沿いに切り出された石がゴロゴロしています。

それらの石には、切り出す際に使われたクサビの痕がくっきりと残っています。 発掘調査では、石材の中に様々な記号が刻まれた物が見つかっています。 記号は、石材切り出しに従事した大名や石工を示すものではないかと見られていますが、はっきりした事はわかっていません。

さらにしばらく行くと、石垣山一夜城に着きます。 石垣山一夜城は秀吉の小田原攻めの際、豊臣方の本拠として築かれた城。 関東では初めての総石垣の城。 天守もあったらしいですが、よくわかっていません。 城内には枡形の構造を持つ門があり、瓦が葺かれていたそうです。 小田原城天守閣では、一夜城で出土した瓦が展示してありましたが、それでしょうか? 写真は二の丸。奥が本丸です。

二の丸の南縁辺部には「櫓台」という小高い高まりがあります。

こちらは本丸を南東から撮影したもの。 本丸周辺には石がゴロゴロしています。 部分的に、野面積みの石垣を観察する事ができます。 本丸からは、小田原市街地や相模湾が見渡せます。

帰りは東海道線の早川駅へ。 帰り道からの展望が素晴らしいです。 夏とか、夕方あたり、きっと綺麗な景色が拝めそうですね。 一夜城からは見えなかったのですが、よーく見ると小田原城が見えました↓
