
渋谷のBunnkamuraザ・ミュージアムで行われている、 『モディリアーニと妻ジャンヌの物語展』 を見てきました。 多彩な芸術家たちが集まってきていた20世紀初頭のパリ。 そんな中にあって『貴公子』と称されたアメデオ・モディリアーニと、彼より14歳年下の若き画学生ジャンヌ・エビュテルヌの2人は、まさに運命のカップルでした。 彼らの出会いは1916年12月のパリだったのではないかと考えられていますが、詳しい事はわかっていません。 モディリアーニとジャンヌは、1917年の7月から同棲を始めています。 2人は互いに影響を与え合いながら、創作を深めていきます。 しかし、モディリアーニが35歳で病に冒されて急逝すると、その48時間後、8ヶ月の第2子をお腹に宿したまま、アパートの6階から飛び降りて、彼の元へと旅立ってしまいました。 今回の展示には、ジャンヌの遺族が秘蔵してきたコレクションが含まれています。 中でも興味深いのはジャンヌ自身が描いた作品。 これまでは「モディリアーニの恋人」として語られてきたジャンヌ・エビュテルヌの、画家としての面が大きくとり上げられています。 ジャンヌは、高い描写力と女性的な細やかさを持っていて、モディリアーニがあまり対象としない静物や風景画なども描いています。 ジャンヌはモディリアーニが描いたモデルと同じ人物を描いていますが、2人のアプローチは全く違っています。 モディリアーニが人物の内面に深く迫ろうとしたのに対して、ジャンヌは人物がかもし出す雰囲気や人物を取り巻く風景も含めて描いています。 展示の中には、読んだ小説に感動したジャンヌが自発的に描いた挿絵も展示されているのですが、これがとても美しい。こじんまりした作品群ですが、とても心をひきつけられました。
ふたりを描いた古い映画で、『モンパルナスの灯』というのがあって、とても好きな映画です。
ひたすら暗い。でも限りなく美しい映画です。
ひたすら暗い。でも限りなく美しい映画です。