
橘寺を後にし、 すぐ近くの川原寺へ。 ちょうど下校時間にあたったらしく、 黄色い帽子をかぶった子供たちが歩いていました。 川原寺はこの道路をはさんで橘寺と向かい合っています。

川原寺は7世紀中ごろに創建されたと考えられていますが、 その創建に関しては不明な点が多く「謎の大寺」と言われています。 発掘調査によると、 川原寺の伽藍配置は「一塔二金堂式」という特異なもので、 正面に中金堂、手前東に塔、西に西金堂を配置していた事がわかりました。 「川原寺式」の名で教科書にも出てきます。 また、 川原寺では複弁八弁蓮華文軒丸瓦と呼ばれる華麗な文様の瓦が用いられ、 屋根を美しく飾っていました。 現在、中金堂跡には弘福寺が建てられています。 かつての壮大な伽藍をしのばせるものは柱の礎石のみ。 飛鳥寺、大官大寺、薬師寺とともに四大寺に数えられたお寺があったとは思えないほど 寒々とした景色となっていました。 飛鳥の旅もいよいよ終盤。 次は高松塚古墳を訪れます。