
普通の住宅地の中に入っていきます。
五社神社という小さな神社のある三叉路に来たら、
「衾田陵」のちいさな案内板。
危うく見逃す所でした。
案内板にしたがって民家を通り過ぎ(途中の家では引越し作業中)、
道はいつしか農道となります。
すると、
目の前にこんもりとした森が広がります。
これが衾田陵こと西殿塚古墳。
西殿塚古墳は全長219mの前方後円墳で大和(おおやまと)古墳群で最大の古墳。
でかい。
でかくて写真には後円部しか入りません。
1992~1994年にかけて天理市教育委員会が行なった発掘調査では、
大型の円筒埴輪が大量に出土していますが、
それ以前に特殊器台や特殊壺の出土が報告されており、
古墳の年代を埴輪出現以前の4世紀前半と推定する意見が多いです。
この西殿塚古墳は現在、手白香皇女(たしらかのひめみこ)の墓として宮内庁に管理されています。
手白香皇女は、北陸の地から迎えられた第26代継体天皇の皇后で、第24代仁賢天皇の皇女です。
彼女が継体天皇の皇后となったのは西暦507年とされていますから、
西殿塚古墳とは年代的に合いません。
だとすれば、一体誰が葬られているのでしょう?